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藤田真央 / 文春e-book (8件のレビュー)
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massie0507
クラシック音楽が今も脈々と生き続けており、その音楽を受け継いできた伝説の演奏家たちの中に、藤田真央さんが溶け込んでいっている様子がなんともエキサイティングでした。 他の演奏家との曲の解釈のすり合わせ、…会場や楽器のコンディションを考慮しての音色の引き出し方、演奏中の指揮者や他のプレーヤーとのコミュニケーション等、リアリティが高くて読むだけでドキドキさせられました。 それにしても、これほどの領域に達するためには、物覚えの良い、小さな頃からたくさんの練習、経験を積み重ねないと、とても届くものではないですね。「人生は短く、芸術は長い」。続きを読む
投稿日:2024.05.01
ウクレレ1号
20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。クラシック・シーンを更新し続ける24歳のピアニストが綴った、2年間の全記録。世界中で撮影された公演&オフショットも満載。『WEB別冊文藝春秋』連載を書…籍化。 ふにゃふにゃした雰囲気のイメージとは違いしっかりした文章でびっくり。 タバコを吸っていたとか、自転車に乗れないとか音楽以外のエピソードにもびっくり。 たくさんの曲名が出てくるが自分の知識が足りないのでそれをイメージできないのが残念。続きを読む
投稿日:2024.02.23
熊本 ててんご
欧州のコンサート環境のなんと素晴らしい事。音楽家が世界を股にかけ、仕事をするとは、こういう事か。困難な状況も、チャンスと捉え、エネルギーに変えていく著者。独自の感性と前向きな姿勢。異なる価値観も貪欲に…受け入れる柔軟性で、更なる高みへと向かう。見習わなければ…。続きを読む
投稿日:2024.02.21
のばら
ピアノ大好きなので一気に読みました 他国での音楽事情、沢山の不思議や発見! ますますピアノが弾きたくなりました お若い藤田さんの頑張り、応援しまーす
投稿日:2024.02.18
tkkl
ピアニストとはこんな職業だったのか、と知っているようで知らない、初めて知ることも多かった。 必要な資料を読み解き、古の作曲家が綴った一音一音の意味を探って行く膨大な作業を思うと考古学者やキュレーターの…ようでもあるし、音を「作る」姿は職人のようでもあるし、練習に明け暮れる日々はアスリートのようでもある。 十代の頃には傲慢さもあったというが、今ひたすらに謙虚にピアノに寄り添い聴衆と音楽を共有することを大事にしていることで、聴衆ものめり込めるのだろう。 自分の芯を貫くところもあれば、素直に聞く耳を持つところも他人に影響を受けやすい部分もある。愛煙家の師匠とお近づきになりたくてタバコを吸い始めたり、憧れのピアニストの隣席が空けばお話するチャンスを逃さなかったり、人への好奇心も強いようだ。 達観しているようにも見える一方、まだまだお若いし、危うい面もあることだろう。今後の活躍が楽しみ。 文章も丁寧で上品で、クラシック音楽の形式のように、組み立てがうまいというのか、常に頭の中をクリアにできているのだろうなと思う。続きを読む
投稿日:2024.02.12
takahiro
良い本でした。今やショパンコンクール組に完全に差をつけてしまった感のある真央くん。モーツァルトも素晴らしかったけどそれだけではありませんでした。音楽に向き合う謙虚な姿勢に感動、そしてビッグネームの人々…との交流が素晴らしい。まだ実演を聴いていないので今年はぜひにと思っています。そう言えば以前"指先から世界とつながる"という本を読んだことがあります。その著者の上原彩子さんも大好きです。 そして今、2月9日の真央くんのバイエルン放送交響楽団デビューのモーツァルトピアノ協奏曲20番を聴きました。アンコールは亡くなった小澤征爾さんを追悼してのリスト編曲のアヴェ・ヴェルム・コルプス。天に昇る響きと静寂。涙しかありませんでした。続きを読む
投稿日:2024.02.10
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