【感想】BEAST 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

内藤了 / 角川ホラー文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
9
2
1
0

ブクログレビュー

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  • ultraman719

    ultraman719

    幼児虐待とかいうレベルを超えてる気がする。何か、もう…何も言えん…
    子供が、怯え切って、いかに怒られないようにしようかとしてるところが…
    可哀想すぎる…
    それも、自分が悪いことしてるから、怒られてるとか思いながら…
    全然、悪くないのに…
    生まれてから、ずっとそうやったら、何が良いか悪いか分からんのやろな。
    善悪の判断がつかない…
    こういう時に使う言葉ではない気もするけど、何か悲しい…

    このエピソードの後に、事件が…
    行方不明…
    山で…

    ヒトオオカミの真実…
    でも、本人にとって、何が幸せとか、周りが気にしても分からんしな…
    警察として、地域潜入班として、この結論が良かった気がするな…



    「人間が一番偉くて幸せですか。少年にしたら、突然別の世界へつれて来られて、言葉や礼儀を仕込まれて…ていうか、その子は元々人間でしょう?狼と暮らしていたけど人間ですよね。それとも、保護した人たちは彼をなんだと思ったんでしょうね。人間に戻そうとしたとして、それってただの人間じゃなく、自分たちが理想とする人間ってことだと思うんだよな。」
    自分の狭い視野で、人の幸せを語るのやめよう…
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    投稿日:2024.04.15

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    神秘の森をさまようのは、人か、獣か。 秩父山域で行方不明になっていた男性が遺体で発見された。
    ニホンオオカミの研究家だった男性の身体に残されていたのは、人とも獣ともつかない生物の複数の歯形。
    事故死か、それとも何かに襲われたのか――真相を探るべく、潜入班は現地での調査に乗り出す。
    レコーダーに録音された謎の遠吠え、奇妙な“人狼”の目撃談……
    手がかりを辿り、狼信仰の伝わる神秘の地で清花たちが直面した恐るべき真実とは。
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    投稿日:2024.03.05

  • 湖永

    湖永

    「警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第3弾

    今回は、改めて潜入班のメンバー達の際立つキャラに、息の合った掛け合いの中進んでゆく捜査に、気持ちの良さを感じた。
    前作も含めて、ラストは誰かを逮捕してスッキリというわけじゃないのだが、内容的に曖昧さを残しておくというのもありだと思った。

    今作は親から虐待を受けている少年を気にした同級生の父親が夏休みにキャンプへ連れて行くために誘い、車で向かう道中に事故に遭う。
    その父親は亡くなったが、一緒に乗っていたであろう少年の姿はない。
    その後、秩父の山奥で行方不明になった男性が遺体で発見され、男性の身体には人とも獣ともつかない生き物の複数の歯形があった。
    事故死なのか、何かに襲われたのかを潜入班が調査に乗り出す。
    行方不明の少年が人狼なのか…

    信仰は祈り、信仰は愛、そして呪いなのか…
    狼信仰の伝わる神秘の地で清花たちが直面した恐るべき真実…。

    行方不明の少年の家族のその後は、なんとも言いようのない結末。

    禍々しい雰囲気ばかりではなく、ちょこちょこと挟んでくるのは清花の娘の話だったりするので、それもまた良い意味で少しの間の癒し効果となる。
    別れた夫と今も同居しているが、義母との関係は良くて娘への愛情もとても感じる。








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    投稿日:2024.02.29

  • しのり

    しのり

    内容は、プロローグから想像して、真っ直ぐそのまま読んでくださいって感じだったので、謎解き感は薄かったです。それに、子ども一人いなくなっているのに、児童相談所も警察も、あんな杜撰な対応はしないよなーと思いました。わたしが、信用し過ぎているだけなのか?

    主人公の娘さんとのやり取りがかわいくて好きです。あと義母との関係がよくなっていくのは、安心感があっていいです。1つの現象を、良い方向から見られるようになっていくのは、気付いてよかったねと思わせてくれます。考えなしで、人を傷つけている主人公なだけに。
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    投稿日:2024.02.23

  • izzy

    izzy

    このレビューはネタバレを含みます

    秩父山域で行方不明になっていた男性が遺体で発見された。
    ニホンオオカミの研究家だった男性の身体に残されていたのは、人とも獣ともつかない生物の複数の歯形。
    事故死か、それとも何かに襲われたのか――真相を探るべく、潜入班は現地での調査に乗り出す。
    レコーダーに録音された謎の遠吠え、奇妙な“人狼”の目撃談……
    手がかりを辿り、狼信仰の伝わる神秘の地で清花たちが直面した恐るべき真実とは。

    狼に育てられた少年を探す調査となった今回。虐待されていてもその後の環境次第で優しい心を持てるということが伝わった。

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    投稿日:2024.02.03

  • ポム

    ポム

    被虐待児と山に住まう生き物の謎を探るお話。

    不明の被虐待児を追う過程で主人公が自分の子供に対する気持ちを確認しながら話は進む。
    お互いが気に入らず離婚したのであれば同居は無理なんじゃ?徒歩3分位に住めば?なんて思いながら読んでるのでなかなか集中して楽しめない。

    現実の森で遭難者が何年も生きている人がいるのであれば話を聞いてみたいものです。
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    投稿日:2024.01.26

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