【感想】アクティブメジャーズ【新カバー版】

今野敏 / 文春文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
1
6
2
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • yampuru

    yampuru

    前作のラストでゼロの研修に呼ばれた倉島。本作では研修後の倉島が同じ公安捜査員である葉山の行動を調査する任務を託されることに。

    葉山の背後にあるものがなかなか見えてきませんでしたが、物語の中盤以降、状況に応じて単なる葉山の調査から「作業」へとその取り組みを切り替えた倉島の決断がしびれますね。本来の任務どうこうではなく、やるべきことことをやる、という気概に溢れた行動といえるでしょう。またその意志こそが彼が評価される所以かと思います。組織における行動規範(ちょっと規格外かもしれませんが)として、見習いたいものです。続きを読む

    投稿日:2021.03.12

  • だぶ

    だぶ

    さすがに今野敏の小説にはずれはなく、面白かった。
    公安警察官、というのはなんとなーくドラマ等で知ってるレベルだったけれど、もう少しリアリティのあるものとして知ることができたかな、と。所詮小説なので、リアルなところは知る由もないが…。
    シリーズ第4弾だったが、単独で読んでも十分楽しめた。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.20

  • ちほ

    ちほ

    公安外事1課の倉島シリーズ
    ゼロ研修から戻った倉島の初オペレーション。
    非常にワクワク楽しめる内容だった。
    実のところゼロ研修ってどんなもの?というのも読みたかったけど、さすがにそれは憶測でしか書けないかも?とも思う。
    で、一皮剥けた倉島に会えたという感じ。
    よく警察モノにありがちな刑事と公安の軋轢も公安側から見るので新鮮だった。
    いつも大好きな刑事側が馬鹿呼ばわりされるのはいたたまれないけど、この話の中ではそうだよなぁという思ってしまう。
    とにかく、終盤の勢いは圧巻。
    とても読みごたえあり。楽しめました。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.11

  • mikan101

    mikan101

    シリーズ4作目とのこと。
    前作を読まずに読んだせいかもしれないか、いまいち物足りなかった。
    一種のスパイ小説のような話だが、話の展開が遅く、ワクワク感もなかった。

    投稿日:2018.08.18

  • take9296

    take9296

    警察庁警備局警備企画課の情報分析室、通称「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補は、同じ公安外事課の先輩・葉山の動向を探るよう命じられる。同じ日、大手新聞社の大物がマンションから転落死した。倉島は、無関係に見える死亡事故と葉山に接点があることに気付くが…。国家を守る公安警察官の活躍を描くシリーズ第4弾。

    ひたすら地味なスパイ小説。アクションはありません。
    続きを読む

    投稿日:2017.11.06

  • honno-遊民

    honno-遊民

    警察小説といえば、刑事部門が主流で、公安はたいがい敵役が通り相場。
    しかし、このシリーズは、公安外事課の警部補が、主人公となる稀有な例といえる。
    題名の「アクティブメジャーズ」とは何ぞやと思っていたら、文中の説明で納得。
    スパイ活動で、対象組織の中の協力者からの情報収集は基本。
    アクティブメジャーズとは、さらに協力者をうまく誘導してその組織が、自陣営の都合のいいように振る舞うように持っていく、さらに高度なテクニックのことらしい。
    マスコミなどは利用価値が大。スパイ天国と言われる日本の現状を考えると・・・
    各マスコミの論調など、一つ一つ疑ってみたくなる。
    続きを読む

    投稿日:2016.07.18

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。