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下村敦史 / 小学館文庫 (10件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
小説の導入部分から性犯罪を匂わす描写があったが、 それは読者をミスリードに導くものであったことが 結末が分かってから再度読むとそれが分かる。 本当の愛の形かもしれないが、生まれた子供の立場になってみたら「親のエゴ」と思われるかもしれないと考えされられた。
投稿日:2024.05.23
パセリもたべるひと
4〜5時間ほどで読了できるぐらい、とても読みやすくて面白かった。 と同時に、なんとも形容し難い感情に苛まれる作品でもあった。 命とは、尊厳とは、家族とは……。 正解とかはきっとない話だと思うから、主人公の苦悩がよく分かる。 子どもの苦労を思うと正直いたたまれない気持ちにもなるし……。 それでも、あなたは愛され望まれて生まれてきたんだよ、ということが子ども本人に伝わるといいなと思う。
投稿日:2024.04.22
わかち
今回も、下村節が光ってました。でも、重い問題を題材としているのに、そこの心理描写が物足りなくて、個人的には、少し惜しい気がしてしまいました。 ひとつ言えるのは、親だからって子供を支配してはいけないとい…うことですね。続きを読む
投稿日:2024.04.14
ヤエ
事故の影響で意思の疎通を目のまばたきのみで行うという推理小説 子を産む、中絶をするという命に関わることとはどういうことかということも考えさせられる作品 良い悪いの二者択一しかないという問題では無いか…らこそ読者に考える余地があるのが良い 身体が動かない、意思の疎通もままならないことからの先入観、思い込みを逆手にとったのはやられた ラストのキレイな終わり方もGood続きを読む
投稿日:2024.02.23
honno-遊民
デビュー作『闇に香る嘘』への著者による再挑戦と、解説者が述べているとおり、障害によるコミュニケーションが困難な状態で生きる意味を問うミステリー。 確かにデビュー作に匹敵する、それ以上の傑作と言える。 …産婦人科医の水瀬真理亜は、「閉じ込め症候群」で入院している女性患者岸部愛華が体調を崩したので診察すると、彼女は妊娠していることが判明。 寝たきりで身体が動かせない彼女に誰が妊娠させたのか。病院は騒然となり、マスコミも知るところとなり、騒ぎは拡大し、愛華の両親は病院を非難する。 真相を探ろうと水瀬真理亜は、話すことが出来ない愛華のために、文字盤を使い彼女の声を聞く。 そして驚天の事実が明らかになるが、話を聞く側の事実誤認や誤解が混迷をもたらし、どんでん返し的な展開になる。 次々と語られる真実に、読む手が止まらない。 著者の巧みな伏線の張り方に、読者も翻弄されるが、芳醇なワインを飲んだかのような読後感が味わえる。 一連の騒動の後で、ある人物が述懐する。 「正論なんてものはね、人を追い詰めるためにしか役立たないものなんだよ。人間は、自分は正論に不快を感じて反論するくせに、他人には平然と正論をぶつけたくなる生き物だ。自分は正しいことをしているという思い上がりがあるから、相手の心の傷に気づけない」続きを読む
投稿日:2024.01.16
kitano
閉じ込め症候群という言い方をしった 物語はファンタジーで倫理ワンテーマ 残念ながら評価は低い(´・ω・`)
投稿日:2024.01.13
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