【感想】私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

飛鳥井千砂, 寺地はるな, 雪舟えま, 嶋津輝, 高山羽根子, 町田そのこ / 創元文芸文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
1
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4
2
0

ブクログレビュー

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  • hamu子

    hamu子

    読みやすさ、読みにくさ…
    好みが分かれそうな。
    短編なのになかなか進まず、どうしたものかと。
    唯一、雪舟えまさんのストーリーはぶっ飛んでて私は楽しく読んだ。黒スープは大好きな珈琲だと思いたい。

    投稿日:2024.04.28

  • あまぐも

    あまぐも

    六人の作家による六つの特別な日の物語。
    特別な日はそれぞれにさまざまあると思うが、今作は冠婚葬祭縛りなので、ある種特別な特別感がある。とは言っても、どのあたりに特別を感じるかという点で、作家によって独特の視点があり、展開も多様なのが面白い。ついほろりとさせられることも多く、気づくと物語に入り込んでいる。続きを読む

    投稿日:2024.03.18

  • まちゃこ

    まちゃこ

    私は寺地はるなさんのお話がすごく好きでした❤️

    「そう、無理に決まってる。
    だから力を貸してよ、わたしたちに」

    この言葉が、本当に心にしみました。

    素直に人に助けを求められること、本当に大切ですよね。

    この間、感動した絵本にも出てきて、うんうん…と一人頷きました。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • 四季子

    四季子

    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.20

  • 瞳子

    瞳子

    このレビューはネタバレを含みます

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々で読んだ。
    初めましての作家さんだけど面白かった!他の作品も読みたい!

    展開が面白くて心に残っているのは寺地はるなさんのありふれた特別。
    めっちゃ勘違いしながら読んでて、終盤ずっこけた。
    勘違いしたのわたしだけじゃないはず。こちらもぜひ読んでほしい!

    嶋津輝さんの漂白の道は、読んでてするすると頭に入ってきた!状況が映像で浮かんで、ドラマを見てるみたいで、こちらも夢中になりながら読んだ。こちらも展開にええ!?ってなりながら読んだ。まさかの展開すぎる。。

    高山羽根子さんの祀りの生きものを読んで思ったのは、風景?周りで起きていること?の描写がとても丁寧だということ。
    お姉さんが出たところでテンション上がった。

    町田そのこさんの六年目の弔いは…これもぜひ読んでほしいなー!
    締めがほんとうにすき。え!?終わり!?終わり!?ってなる!読んだ人絶対なる!(誇大広告)

    今回も出会えてよかったご本でした。


    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.26

  • 虹星そら

    虹星そら

    このレビューはネタバレを含みます

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子のカナさんへの想いが経年とともに移ろい、関係性も予想外の方向へ。
    初めての嶋津さんの作品で他の本も読んでみたくなった。

    高山羽根子さんの祀りの生きもの【祭】
    最初に登場した生きもの「南洋の妖精」と「お姉さん」のインパクトの強さよ。

    町田そのこさんの六年目の弔い【(葬)祭】
    なんてひどい祖母!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.25

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