【感想】子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

フィリッパ・ペリー, 高山真由美 / 日本経済新聞出版
(55件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mayoko

    mayoko

    子供との関係をすばらしいものにするために親がやるべきことは、子供の話をきちんと聞き、なにを求めているのかをしっかり理解すること。

    それはまあ確かに子育てにおいて大事なことかもしれない。でもそんなきれいごとばかりじゃないだろうと。事例含めあまりにも理想的すぎて共感できなかった。よくある子育て啓発本とあまり違いを感じない。これから親になる人は読んでみてもいいと思うけど、この通りにいかなくても落ち込まないでほしい。
    私はタイトルから親との関係に問題がある人向けかと思って読んだので残念だけど内容が刺さらなかった。どちらかというとこれから子育てをする人向けのアドバイス。
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    投稿日:2024.05.03

  • wakaba

    wakaba

    出産予定日の2週間に読んでいる。
    子育てって子供とじゃなくて旦那とでもなくて
    自分との対話、ってことらしい。

    子供に対して怒りを感じるとき、
    それは目の前の子供に対してじゃなくて
    過去の自分、親、との出来事を透かしてみてるからなのかもしれない。

    私の場合自分の思い通りにいかないとイライラしてしまう、それはなぜか?
    昔からなんだってよくできて、褒めてもらえてたけど、中学のときの友達関係、高校のときの部活、そこだけはどうしてもうまくいかなかった、その時の記憶?

    じょうずに甘えられるひと、お世辞を言えるひと、媚を売れるひとに対してマイナスの感情がある、私が小さい頃甘えられなかったことの裏返し。(嫉妬)

    子供は何歳になろうと、あなたがその子供に近い年齢だった頃に経験した感情を、体感できるくらいはっきりとおもいださせる。
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    投稿日:2024.04.30

  • ひゃっほう

    ひゃっほう

    大変良い本でした。読んでよかった。

    これまでに読んだ何冊かの育児書と共通する事項がいくつかあり、その中には「あ、私できるようになってるし、そう言えば子どもも変わった」と思えることもありました。
    例えば、まずは子どもの気持ちを受け止めること。何故突然泣き出したのか、あるいは怒り始めたのか分からないことが子どもには多々あるわけですが、公共の場などであっても頭ごなしに否定せずに「どうしたの?」と聞いたり、思い当たる理由を確認したりすることで、子どもはまず自分の感情が受け入れられたと安心し、情緒の安定につながるそうです(本によって表現は異なります)。
    これを意識して続けたところ、我が子にも変化がありました(単に成長しただけかもしれません)。

    本書によると、子どもが必要とするものとして「温情、受容、身体的な接触、あなたがそばにいること、限りない愛情、理解、さまざまな年代の人と遊ぶこと、ほっとする体験、そしてあなたからの多大な関心と、あなたの時間をたくさん」だそうです。そしてこれらを子どもに与えるのに邪魔になるうるものとして「自信の欠如、悲観主義、自己弁護、(中略)子どもへの苛立ち、子どもへの期待、子どもについての不安」が挙げられていました。
    仰る通りすぎて言葉が出ませんでした。我が子に謝り倒したい気持ち。

    この他にもなるほど実践しようと思えることが多く書かれている、学びの多い一冊でした。

    1番心に響いたのは以下の2つ。
    「親にとって一番高いハードルは、子どもが常に幸せでなければならないという考えを手放すこと」
    「完璧さは愛ではないけれど、愛は完璧だ」

    唯一残念だったのは、翻訳と私の相性が悪かったこと。読みにくさを感じてしまい、なかなか内容が頭に入ってこないことがありました。
    それを差し引いても、おすすめしたい良書です。
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    投稿日:2024.04.30

  • Sophy

    Sophy

    我が子にイライラするとき、それは、親である自分が子供のときには我慢したり強制されて渋々やったことであったのに、我が子はそれを断固拒否したり蔑ろにしたりする、そのことに子供だった自分が怒りを抱いているのだ、と書いてあった。なんと!まさしく!
    負の過去は意識的に断ち切って、眼の前の子供に向き合わねばならない。
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    投稿日:2024.04.30

  • はなちゃん

    はなちゃん

    今子育て真っ最中の皆さんにとっては、これは「自分の親に読んで欲しかった本」ではなく自分のために読む本でした。

    しかも子供が生まれた直後から時々手にとって読む本かなぁ。生まれる前に読んでもピンとはこなかっただろうなと。

    残念ながらうちは既に高校生。あーーー失敗したと思うことが90%位でした。「でも子育てに終わりはないのです、今日からでも関係を変える事が出来るのです。」な内容に後押しされてこれからもどちらかが死ぬまで永劫続く親子関係をよりよくするために本書の事を思い出していきたいと思います。

    もうね、やってはいけないこと、全部やってるくらいでした汗
    でも、今からでも遅くない、今日からでも関係を変えることが出来るのです、、、
    本当は子供の事は大好きなのです、幸せになってほしいだけなんだけど、、、頑張ります(笑)
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    投稿日:2024.04.29

  • かりん

    かりん

    翻訳書特有の読みにくさがあり冗長な感じもしたが、参考になった点も幾つか。子供に目線を合わせ、何を思っているか共感しながら対話することが重要。

    ・子供は親の言う通りにはしない。親がする通りにする。

    ・「あなたが何をしたか」ではなく「私がどう感じたか」を伝えた方が衝突しにくい。

    ・思いやりは伝染する

    ・子供の感情を無視したり否定したりし続けると、先々心の健康を害する可能性がある。

    ・子供の問題行動は、無視されるよりはマシだから注意を向けて欲しいというメッセージ。

    ・兄弟と接するには、一人一人の子供を常に個人として見る。それぞれの感情を理解しようとする。
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    投稿日:2024.04.26

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