【感想】どう生きるか つらかったときの話をしよう 自分らしく生きていくために必要な22のこと

野口聡一 / アスコム
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
12
8
5
1
0

ブクログレビュー

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  • 1697008番目の読書家

    1697008番目の読書家

    宇宙飛行士と聞いてどんな印象を抱くか?
    限られた人がなる仕事、成功者、頭がいい、メンタルも強い、プラス思考、かっこいい、危険と隣り合わせ、宇宙行ける、外国語が話せる…

    私の周りにはこんな人はいない。
    こんな人はいないけど、こんな人でも私と同じように『生きるのが辛い』と感じたことがあったそうだ。10年間かけてこの闇から抜け出した彼の話を聞いてみようと思ったのがきっかけである。

    日本は生きづらい国、そう考える理由が野口氏なりに述べられていて非常に共感した。

    小学生くらいでもわかる内容となっているため、不登校に悩んでるお子様でも良いだろう。
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    投稿日:2024.05.05

  • ayu54

    ayu54

    自分のことを○○会社の△△部署で働いてる✕✕です
    のような外から付けられた評価じゃなく、
    自分とはどういう人間なのかアイデンティティを確立しないと
    社会的立場を失ったときに生きる目標を失ってしまう。
    自分が楽しんでいること、やりたいことを、
    実現したい社会のための一つととらえられると自己実現につながる。
    宇宙飛行士っていうみんながなりたくてもなれないような職業、経験をした人でも悩むことがあったんだなーと思った1冊。
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    投稿日:2024.05.02

  • とりのみあし

    とりのみあし

    このレビューはネタバレを含みます

    あなただけじゃない。宇宙飛行士だって自分を見失う。

    「自分の存在意義は何なのかという思いにさいなまれるようになり、何もやる気が起きなくなってしまった」「苦しみは、40代半ばから50代半ばまで、約10年間続きました」

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    投稿日:2024.04.25

  • pa-yan

    pa-yan

    -------------------------
    後悔なく
    生きるのは
    宇宙に行くより
    難しい

    「コロンビア号事件」
    「仲間の死」
    「自己否定」
    「他人と比べてしまう苦しみ」
    そこから再出発し、たどり着いた
    「自分らしく生きること」の本質
    -------------------------
    宇宙飛行士だった野口さんが
    宇宙に行った後、何を考えてどう生きるかを、
    悩み考え抜いた結果が描かれています。

    宇宙飛行士は憧れ(「宇宙兄弟」の影響でさらに)で、
    宇宙に行った貴重な一握りの人が、
    寂寥感や喪失感を抱えて
    10年も悩み苦しんでいたなんて。

    自分の存在価値や、自分のやりたいことは何か。

    セカンドキャリアとか60歳以降の人生設計とか、
    定年延長とあわせて社内でもテーマになってます。

    私も漠然とこのままだと60歳過ぎたら、
    会社に価値を提供できる人材であり続けれるか自信がありません。。。

    自己肯定感はどんな時でも、
    自分を認めて一番の味方でいること、
    他人の軸や周囲の評価だけでないことに気づくこと、
    と他の本でも書かれていて、
    本書でも近しいことが書いてあるけれど、
    さらに具体的にどうするというところまで踏み込んでくれています。

    やっぱり賢い方ですよね(←当たり前)、
    沢山の経験をされている方で、
    ミッションを達成してきている方だからこそ、
    言葉が優しくて説得力があって、
    すっと入って来ます。

    私が経験したことは唯一で何にも変えられない、
    世界は移ろいやすいから
    他者の評価に振り回されてばかりではないけない、
    マズローの五段階欲求も何度も目にしてましたが、
    「欠乏欲求」は知りませんでした。
    これまで自身のなかで、
    言葉のなかった経験や感覚に名前がつきました。

    不安になって迷ったときは、
    もう一度目を通そうと思います。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.14

  • hitomi22

    hitomi22



    他人軸ではなく、自分軸で生きようと言う趣旨だとどこにでもある本になってしまうけれども、それが野口さんのご自身の体験から来てるから説得力があるのだと思う。
    他人から見たら、成功、うまくいってるように見えている人でも、実は人には言えない悩みは苦悩を抱えている。それはどんな著名な人でも、あるいはそうでない方にとっても同じであることがよくわかった。

    個人的に宇宙飛行士は死と隣合わせと言うところが、改めて気づかされた部分でもあった。


    ・自分自身でアイデンティティーを築く3つのステップ
    ①自分の存在と存在意義を自分で決める

    自分が納得して得たものは誰からも侵食されず、奪われることもない。
    他者から与えられたものはいつか失われる。

    ②自分の棚卸しをし、最後に残るものを見極める。

    棚卸しをすることは、自分の弱さを受け入れることでもある

    ③これまでの選択、人生に意味付けをする。

    意味づけをする際、社会的価値も大事。社会的価値とは、社会や組織に評価されるか、他者に称賛されるかと言うことではなく、自分がやってきたこと、やってることが、自分たち次の世代の未来にとって、プラスなるか、社会問題を解決する保護につながっているかを自分で考えて判断すること。
    内省の時間も大切。

    ・もし生きづらさを感じているのならば、棚卸しをと合わせてその原因が何かをぜひ考えてみて。

    生きづらさを感じているということは、今の状態が自分に合っていないということであり、こうなりたい、自分があるということ

    嫌だということ、生きづらいと思うことをどんどん紙に書き出してみて


    ・世界は広く、自分より優れている人で、恵まれてる人はたくさんいるし、人は誰も常に完璧ではいられないし、他者の評価は移りやすい。一方で、自己実現欲求においては、自分で見出した人生のミッション取り組むこと自体が、そして「本来の自分」「こうありたい自分」に少しでも近づいている実感できること自体が幸福感をもたらしてくれる


    ・より良い自分、より良いと思える環境に行くためには、勇気を出して、今の自分や環境を1度リセットする必要がある。(仕事など)


    ・絶対だと思っていることの大半は、他者から知らず知らずのうちに、押し付けられた価値観、もしくは自分が狭い世界の中だけで決めつけていることに過ぎない。
    人生の本当の幸せ手に入れる上で、もう一つ影となるのは、自分の経験や思い出を大事にすること、自分の価値を熟成させること。


    ・自分にとって大事なこと、好きなこと得意なこと、幸せを感じることを考える。
    それらを実現したり、表現できたりするなら、それこそあなたにとって最高のやりたいこと。


    ・なりたい自分を考えるときに、同時にこうあって欲しい社会を思い描き、どうすればやりたいことを通して、それを実現できるかを考えること


    ・新たな一方踏み出したいと思いつつ、不安を感じている人は、なぜ不安なのかを考えてみる。自分の中の中の不安と向き合い、それを乗り越えることができる人こそ、本当に強い人であり、自分の人生を自分にして切り拓いていける人
    続きを読む

    投稿日:2024.04.02

  • のんびりゆったり

    のんびりゆったり

    宇宙飛行士の野口聡一さんご自身の経験から人生の早い段階で自身のアイデンティティを築くことを勧められている。年代的に近いこともありとても共感して読むことができた。チャレンジを続けながら自らを振り返り、その意味づけをすることが大切。他人の基準ではなく自分自身の価値観で生きること。続きを読む

    投稿日:2024.03.28

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