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ロバート・A・ハインライン, 矢野徹 / ハヤカワ文庫SF (1件のレビュー)
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tikuo
複数巻を平行に読破+ハインライン強化月間。 人工人間狩りの始まったカナダから脱出を試みるフライデイ。しかし脱出先のカリフォルニアで待っていたのは、ボスのボールドウィンの訃報だった。そこで、新たな仕事…と新天地を探す旅に出る。 うーん、やっぱり苦手。 フライデイを追いかける視点であり、裏に大きな動きが有るわけでもなかったので、上巻と同様に話は追えるんですよ。だからといって面白いと思えないのが、コンパクトな話にこれでもかと登場人物を詰め込んで来ることと、会話が唐突すぎて理解できないこと。 訳の話はおいておいて、後半の星間移動の話など、ハインライン自身が必要と思って盛り込んできているのか、ストーリ展開が悩ましい。とにかく全体に上乗せ上乗せで積んでくるストーリーなので、最後の妊娠の件(そういやそういう依頼だったっけな)、その後のハッピーエンドも含め、読みようによっては蛇足にも見える。 上巻から引き続きの最も不満は、やはり訳。矢野徹の訳は読みやすいという印象を持っていたが、ハインラインは別だ。特にこの作品はひどい。 自分のことを「あたし」というライトノベル顔負けの自分語りで、無理やり女言葉で統一しようとしているのがまず失敗。その上、会話文は真面目に訳して読ませる気がないのではないかという投げやりで、多分原文はそうなんだろうなとわかる語順のおかしさにくわえ、ジョークも真面目な会話もグチャグチャ。 訳者も後半は面白くなくて投げやりになったんだろうと解釈した。ほんと、上巻で終わって良い話であった。続きを読む
投稿日:2018.08.19
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