【感想】文学キョーダイ‼

奈倉有里, 逢坂冬馬 / 文春e-book
(16件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • haru

    haru

    きょうだいがいるっていいな、と思いました。
    幼い頃、共通のあたたかな経験と記憶があって。成長とともに違う道を歩み、今、重なり合うところにきている。けれど、少し違っている。

    文学、生き方、政治との付き合い方など、深く、骨太で、興味深い対談でした。

    本とともにある生き方。本によるつながり。
    時代や地域を越えて感じる、普遍的なものの存在。

    本好きの私にとってはたまらない内容でした。
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    投稿日:2024.03.19

  • tokosan

    tokosan

    『ことばの白地図を歩く』。若者向けにゲーム仕立てでおもしろく読みやすいけれど、内容は驚くほど専門的。書いたのはどんな人なんだろう?と気になって経歴をみると紫式部文学賞を受賞した『夕暮れに夜明けの歌を』の著者であり、あの『同志少女』『歌われなかった海賊へ』の逢坂冬馬さんと姉弟だと知り驚いたり納得したり。
    「有里先生」と「逢坂さん」。3歳ちがいのおふたりは対談の中でお互いをこのように呼び合い、「文学」「作家という職業」、「戦争や武器」について、専門家同士としてリスペクトしつつ、存分に語り合う。ご両親のエピソードも紹介されるがこれがまた
    言葉かけと言い距離感といい、「親の背を見て子は育つ」の諺どおり。さて、私達も感心してばかりではなく同じ時代に生きているものとして、こんな社会だからこそきちんと次世代に伝えていく努力をしていかなければ。
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    投稿日:2024.03.06

  • kyoudokuyukai

    kyoudokuyukai

    (by Satsuiki→to Hidaka)
     『同志少女よ、敵を撃て』の処女作が本屋大賞&直木賞などの賞を総なめした逢坂冬馬と高校卒業後に単身ロシアに留学、今のロシアを誰よりも語れる奈倉有里は姉弟だった!
     二人が育ったかなり変わった家族は、とてもまっとうに思える。雑多なものの総称だよねという文学観も新鮮。縦横無尽に語られる話に何度も相槌を打つのです。
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    投稿日:2024.01.13

  • mario3

    mario3

    家族からのおすすめ。
    実はどちらの作家も未読なのですが、とても面白かったです。
    作家と私の世代がほぼ同じで、家族のタイプも似てるところがあるので、共感がありました。

    政治に無関心な社会への警鐘…、能登の地震を経てさらに強く響きました…。続きを読む

    投稿日:2024.01.12

  • 借買無 乱読

    借買無 乱読

    ロシア文学者である姉・奈倉有里氏と小説家の弟・逢坂冬馬氏による、「小説」、「ロシア」、「戦争」についての対談を書籍化。
    と、簡単に言ってしまっては勿体ないほど、とても良い本。「本を読むのは何のため?」という問いの答えを教えてくれたり、「戦争って止められないの?」という疑問に答えてくれている。今現在の(自分たちの)状況を打開する方法が分かりやすく書かれていて、単なる『対談集』ではなく『実用書』のようだと思った。様々な人にオススメの本です!続きを読む

    投稿日:2024.01.07

  • yukibokko

    yukibokko

    「同志少女〜」を図書館に返しに行ったら、新刊コーナーに置いてあったのに引き寄せられた。姉弟対談⁉️即借りた。2人がそれぞれ偶然にロシアに引き寄せられて今になって出会うという、奇跡のお話。「同志少女」の内幕も書かれていて、とても興味深く読んだ。続きを読む

    投稿日:2023.11.19

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