【感想】猫目荘のまかないごはん

伽古屋圭市 / 角川文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
6
9
3
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ブクログレビュー

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  • せ

    色んな考え方、価値観があっていい。どうしても人間はその枠に入れたがりだから生きるのは大変だけど。
    私自身も自分の価値観で考えちゃってるのだろうなと思った。

    投稿日:2024.04.19

  • ともこ

    ともこ

    深読みしようとしないで、素直な心で。
    出来過ぎみたいな出会いと、もつれた心がほどけていく様を祝福するのがいいと思う。
    拾ってくれる神様はいるんだよ、きっと。
    リアルワールドではなかなか出会えないけれど
    フィクションの中でくらい、ホッとしようよ。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.12

  • こてつ

    こてつ

    タイトルと文庫背表紙の印象から猫目荘で作り出される美味しいご飯食べて癒されて…なんて温かくほのぼのとの〜んびりとしたゆるい系小説と思って読んだらそんな事はなかった!
    いや、そういう一面もあるけれど、それだけではなかった。
    それだけではなかったのがすごく良かった!

    家族との確執から家を出て東京へ、東京へ来ても就職、婚活もうまくいかず自信をなくした伊緒。
    まかない付きに惹かれ猫目荘へ入居した。
    そこで出逢う人々、事柄が自分の人生と向き合う覚悟をくれる!
    自分の足で一歩を踏み出そうとする伊緒の葛藤が描かれている。

    ふっと刺さる言葉が、改めて噛み締める言葉が、猫目荘の住人の人生の中に散りばめられている。
    伊緒を通し、自分自身もいかに狭い世界の中で生きているか思い知らされた気分。
    とにかく動け、自分の人生の中で自分自身がコントロール出来る事を増やす、その覚悟…そして世の中の多様性…頭で理解する事と心が理解する事はまた別なのだという事…自分の中では分かっていたと思っていた事は実はいかに頭の中でしか理解していなかったのか、そして息苦しいと思う身の回りは実は自分自身が壁を作りどんどん狭くしてしまっていた事…今更ながら思い知らされた。
    自分の今を生きる事が手一杯で必死すぎて気付けば雁字搦め…身動き取れなくて苦しくさせているのは自分自身ということに気付けなかった。
    視野を広げるって、自分を解放するってこういうことなんだよ!となんだか腑に落ちて気持ちが少し軽くなった!
    本書との出会いに感謝!
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    投稿日:2024.02.21

  • be-san

    be-san

    変に斜に構えたりせず、素直な気持ちで読むと「いいなぁ...」と思える(^ ^ ひねくれて見ると、善人ばっかりしか出て来ないような印象で(^ ^; うっそ臭ぇ、と言えなくもない(^ ^;

    住人たちは「あぁ...いそうだな、こういう人」と「まさかそんな...」の間くらいの絶妙なキャラで(
    ^ ^ できすぎな感じもしなくもないが、でも物事がうまく転がる時って、すべてがこう「流れに沿ってハマる」んだよなぁ...とも思えて(^ ^

    つまり、すべてが「極端に走る」ことなく、絶妙なバランスで成り立っている、ということなのでせう(^ ^ そのバランスを保ちつつ、最後まで破綻なく、しかも面白く描ききった作者は、やはりただ者ではない(^ ^ ちょうどうちの子供が大学を辞めてニートな生活をしている時に読んだので、何というか普通以上に感情移入してしまったような(^ ^
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    投稿日:2024.02.05

  • わかはは

    わかはは

    猫目荘、いろいろな生き方をしている人がいて、みんなしっかり前を見ていて勇気をもらいました。
    ドラマ化できそうな

    投稿日:2024.01.28

  • もんぶらん

    もんぶらん

    【あらすじ】
    ストヨコで選書してもらったうちの1冊。
    3冊全部読み終わったー!嬉しい。

    【あらすじ】
    会社を辞めて東京でフリーター生活中の降矢伊緒は、まかないつきのおんぼろ下宿「猫目荘」に住み始める。住人と打ち解けるうちに、世の中の当たり前から解放されていく物語。

    【心に残ったところ】
    ◉『…自分の行動は、この世の中で数少ない自分でコントロールできるもの。だったらそこは覚悟を持って自ら決断しなきゃ。間違っても自分がコントロールできるものを他人に委ねちゃダメ。日常生活でも、仕事でも、自らの意思で決められる範囲を増やしていくのが人生の満足度を高めていくコツ。』

    ◉『…こう考えてはどうでしょう。お父さまに対する最大の意趣返しは『気にしないこと』なんだと。かつての言葉に囚われているかぎり、ずっとお父さまの影が降矢さんを縛っていることになる。そこから自身を解き放ってはいかがでしょうか』

    【感想】
    住人と向かい合ううちに伊緒がフリーターになった理由や再就職に遠のいている理由が明らかになっていくのだが、ここでも親が足を引っ張っていってもどかしかった。親に縛られちゃだめだよ!!
    中村さんの正体にめっちゃモヤモヤする。あれだけ話を大きくしておいてどうして?と腑に落ちない。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.19

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