【感想】教養としての歴史小説

今村翔吾 / ダイヤモンド社
(46件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • hidefcafe

    hidefcafe

    歴史小説の楽しみかたを教えてくれる一冊。
    同時に、今村翔吾さんがどのような作家から影響を受けて自身の作品を創作しているのかも知ることができます。

    今村翔吾さんの作品「寒王の盾」をきっかけに歴史小説にハマった私。これまで手に取ったことがない多くの作家、作品が紹介されており、まだまだ楽しみがあることに気付かされました。

    「教養」というと堅苦しい、肩肘を張った表現ですが、あとがきに書かれている「心を耕すこと」と捉えると、もっと気軽に自分の生活に歴史小説を読むことを取り入れることできると思います。

    さ、次はどの作品を読もうかな。
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    投稿日:2024.05.07

  • ginkan2

    ginkan2

    歴史小説、時代小説の違い。歴史時代小説家の時代区分とその特徴。これらがなるほど。この分野の本は多く読んでるつもりでしたが、まだまだ読んだことのない作家さんや物語があることを実感。楽しみは続きます。

    投稿日:2024.05.05

  • トオナ

    トオナ

    タイトルに惹かれて図書館で衝動借り。
    著者の時代小説、歴史小説に対する熱い想いが伝わってきます。学生の頃は歴史小説けっこう読んでいたのですが、最近はあまり読めていなかったので読んでみようと思いました。とりあえず今村さんの歴史小説読んだ事ないので読んでみようかな。
    特に印象に残っている所は、第二章の歴史小説が教える人としての生き方。80Pあたりのところ。
    確かに今の日本人って日常で死を身近に感じる機会が激減しているから、死に対する免疫はかなり落ちてますよね。本当にその通りだなと思いました。
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    投稿日:2024.05.03

  • echigonojizake

    echigonojizake

    おもしろく読めた。

    日本史、特に人物評というのは江戸時代、明治時代と時代背景でに沿った形で解釈が変わるのだろうな、とは以前から感じていた。いわゆる右派からも左派からも意見が出る司馬遼太郎のストーリー、司馬史観は最たる例。

    あそう考えれば今村翔吾さんのような歴史小説家がファクトをもとに自らの想像力をたくましくしてストーリーを紡いで、市井の人々が歴史を身近に感じたり理解を深めたり感情を抱くことをサポートするのは自然なことでもある。

    歴史小説をどう組み立てるかを知れば、歴史の別の見方が身につく。彼のおすすめ本も参考にしたい。藤沢周平の人に優しい目線はたまらない。しっかり今村翔吾本も入ってますね。
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    投稿日:2024.04.21

  • 煌

    歴史・時代小説はこんなに、こんな所が面白いんだよ!という魅力を分かりやすく、興味を持って貰えるようにと書かれた歴史小説入門書。
    時代小説ジャンル推しの私も、読みたいなと思える作品が沢山紹介されていました。続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • ucym100

    ucym100

    p99 武田信玄 人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、あだは敵なり

    p100 山岡荘八 徳川家康
    武田信玄 新田次郎

    p106 継承に失敗した組織は必ず潰れる

    p110 名将言行録

    p122 美しい日本語で書かれている歴史小説
    昏い海(くらいうみ) 藤沢周平
    樅ノ木は残った(もみのき) 山本周五郎

    p175 鶴岡市 藤沢周平記念館
    上田市 池波正太郎真田太平記館

    p242 藤沢周平 蝉しぐれ
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    投稿日:2024.04.16

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