【感想】ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ

松岡圭祐 / 角川文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • さいち

    さいち

    かなり肝が座ってきた李奈と、短絡的思考の宗武との言葉の応酬が面白かった。
    言葉の内容はもちろん、三点リーダーや短文の組み合わせで、食い気味に言い返したり、ポンポン言い合ったりしているのが自然に伝わってきた。

    真相は今まで以上に全くわからなかったので、解決編は出来すぎな気がしたが、李奈がとても聡明だと思うことにしよう。

    文芸業界内部の実録的小説『インタラプト』、純文学の『十六夜月』を実際に読んでみたいと思った。
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    投稿日:2024.04.27

  • のりのり

    のりのり

    李奈さんが短い間にまた一段と成長しました。小説家というよりも人間として、探偵として?です。「人の死なないの」件は、ファンとしては嬉しいような、自分で言うの?という感じで、微妙でした。

    投稿日:2024.03.24

  • みーば

    みーば

    シリーズものとは知らずに、初めて読んだ。
    単発でも、わかりやすくて、楽しめた。

    小説家が、書くだけで食べていくのは、大変。
    大きな賞を取れば、本が売れるとは限らない。

    一冊の本を出版するのに、時間と手間がかかるのがよく分かった。

    そして、売れなければ、採算が合わないことも。

    主人公が死んでしまったり、難病と闘ったり、
    「世界の中心で愛を叫ぶ」「一リットルの涙」など、
    原作本、ドラマ、映画、と大流行した、した!

    李奈の鋭い推理と、博識に感動!
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    投稿日:2023.12.26

  • E.Mogura

    E.Mogura

    自分のようなストーリーを楽しむ読書人には、このシリーズはいつも前半が何とも退屈な展開で、謎解きの章になってよやく目覚めるのだが、今回は謎解きの章も短いので、読了に時間がかかった。

    本の小口の端の角度という小ネタはチェックしておくが、
    https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/411/2411092/
    数理上そうなるったって、前提条件を揃えるのはそう簡単でないと思う。

    それにしても、主人公の成長速度が速すぎる・・・ってのは、前巻でも書いた。次巻はどうなることやら?
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    投稿日:2023.11.21

  • 良吉

    良吉

    シリーズ9作目、読了。
    商業的小説への批判的作品かな。
    登場人物はそれぞれ個性なあり、印象に残りやすい。
    出版業界のウラ話を毎度垣間見れて楽しかった。

    家族愛を含む信頼関係なども伝えたかったと感じました。
    さて、10巻行くぞ〜
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    投稿日:2023.11.03

  • 蒼

    このレビューはネタバレを含みます

    本屋大賞にノミネートされた事により、徐々に評価が上がってきた李奈。そんな中、純文学に定評がある鳳雛社から執筆のオファーが舞い込み…

    ヒロインが難病に侵され、死にエンドの風習がヒットの法則と言うやり手編集者に、真っ向から挑んだ李奈。流されずに自分を貫く強さが加わった気がします。

    そして、ついに李奈が全国的にメジャーになって本当に良かったです。バイトせずに専業作家で食べていける日がくるのを待っています!

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    投稿日:2023.10.09

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