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四季大雅, 柳すえ / ガガガ文庫 (12件のレビュー)
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総合評価:
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大吉堂
「人間はテンションが高すぎる」世界に違和感を持ち、生きるのが苦手なめだか。彼女は上司のパワハラにより心を病み、実家に戻りバスタブで暮らすことにした。 家族を核に世界との付き合い方を模索する。自分の気持…ちに寄り添い、自分を表わす道を知る。 ラノベは単なる娯楽消耗品にあらず。 このテーマ、この題材(特に後半部)をラノベレーベルで描くのかという驚き。(というのが古い感覚なのかも)これが今のラノベ、いやガガガの読者層の心に届くものなのだろう。 学生主人公ではないが、YAとしても推したい、届けたいと強く感じた作品でした。続きを読む
投稿日:2024.03.24
三栖堂なつ
生きづらい人のもとに届いてほしいな。 ありきたりかもしれないフレーズなのに ゆっくり生きなさい。 慎重に生きなさい。 がとても身に染みた。
投稿日:2024.01.08
Mu
このレビューはネタバレを含みます
いやあ、これはもはやライトノベルではないな。 読み終わった余韻がすごい。 内容的には生きるのが下手で挫折した女性の快復物語。 それだけにすごくシリアスで重たい内容なのだけど序盤は話のテンポやエピソードがコミカルで楽しく読めてしまう。 けれど中盤以降母親の病気が進行するあたりからグッと読むのが苦しくなってきて息を詰めて誌面を追っている自分に気づいた。 物語の結末は何かを失う事で大人になるという青春物語のある種の約束を踏襲しているのだけれど、その平明な温かさにやっぱりホッとしてしまう。 あと時代性を感じさせる作中のエピソードがライトノベル的には結構珍しい。 これはラノベ好きだけでなくいろんな人に読んで欲しい作品。
投稿日:2023.12.04
mint
高校生ぶりのライトノベル。 ライトノベルらしからなぬ文体とライトノベルらしいSF感。しかし、私は主人公最強が1番好き。
投稿日:2023.12.02
こんぞう
久しぶりに読んだライトノベル。 自分はどちらかと言うとテンションが高い側の人間だなと思ったが、それでも生きづらさや周りとの違いを感じて毎日のように病んでいるのでめだかちゃんに共感することが多かった。
投稿日:2023.11.19
らいら
これは傑作や。 小さい頃から生きづらさを感じていた少女めだは、就職の失敗を期にバスタブに引きこもってしまう。そんな彼女が周囲の出来事を経て、自らの立ち位置を徐々に確立するお話。 特徴的な比喩表現が素晴…らしく、前向きになれる作品運びが良い、素晴らしい作品でした。 本作の一番の特徴はなんといっても比喩表現。能楽を始めとする比喩表現は非常に特徴的で、本作が作り出す独自の世界観にじっくり入り込めました。 その一方、これらの比喩表現はかなり純文学的なので、ラノベ的なはっきりしとた、分かりやすい描写を好む人には合わないかもしれないです。 後は、一度は生きることを諦めていためだかが自身を見つめ直す過程にVTuberが出てきたり、めがかが最終的に至った結論自体は非常に現代的で、これまた面白いなぁと。 四季先生の作品はいつも圧倒されるばかり。これからも追いかけていきたいと思います。続きを読む
投稿日:2023.09.25
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