【感想】ペルソナ5(12)

村崎久都, アトラス / 裏少年サンデー
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まいつき

    まいつき

    P5コミカライズ12巻。文化祭からニイジマパレス突入まで。
    このタイミングでクロウこと明智が加入。後々わかることですが、仮面も猫もまだまだかぶっている彼でございます。

    怪盗団を取り巻く世論の変化。急激な変化に戸惑う面々。自分たちの行いの正しさ。それが認められなくても、自分たちが信じている正義のために行う。そう心に刻み込んで活動してきたわけですが、いざ賞賛を浴びるとそれが後押しになってしまう。承認欲求の怖さがここにあると思いますね。

    怪盗団の知らないところで、二重三重に罠が静かに構築されてゆく。
    この時期のゲームプレイ中は、閉塞感がすごかった記憶があります。コープで気を紛らわしていたのかなあ。ただ、ニイジマパレス突入となった瞬間、ここでOPに繋がるのか、ここからがP5の本当のスタートか、と奮起した記憶もある。
    その直後にバッドエンド仕掛けるというところが、ATLUSの性根の悪いところです(褒めてます)。

    コープ関係でいうと、丸喜の思想が少しずつ少しずつ作られてゆくかのような印象を受ける。祐介が問いかけた「自分の意思でなくて、誰かの意思に動かされているのではないか」。これに対して丸喜の出した結論が3学期だと思うと、何をしているのかということに感じます。だからこそ、P5Rの3学期はしんどくて気持ち悪くて、立ち向かい甲斐のあるものです。自分にとってね。

    惣治郎に怪盗団のことがバレてしまう。予告状を隠し持っていた双葉。思い出だから捨てられなかった、という彼女がとても愛おしい。人との繋がりを拒絶していた過去があるからこその、大切な思い出。P5本編もP5SやPQ2でも双葉の成長が一番心を打ちます。P5Tではどうだろうか。
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    投稿日:2023.09.07

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