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東直子 / 双葉社 (14件のレビュー)
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とが
ほんわりあたたかな読後感の話が多かった。 結末が予測できる話が多いからこそ落ち着いてあたたかさに浸れた気もする。 料理が上手なシングルファザーを特別扱いして欲しくない高校生の話はなんだか解像度が高く感…じた。 承認欲求があるところと、特別扱いして欲しくないところ。みんなそれぞれあるよね。続きを読む
投稿日:2024.04.13
iwakanakana
短編がいくつも。日常の、ありそうな、いろんな人のいろんな場面を切り取った、といった感じ。個人的には、話に入り込んだところで終わっちゃうので物足りなくてもっと読んでいたい感じもしたけど、それがいいのかな…。それぞれの主人公たちの、その後を想像すると、みんな幸せであってほしいなあと思った。 ひとっこひとり、誰一人として同じ人はいない、そんなところなのかなあ、このタイトル。続きを読む
投稿日:2024.03.01
あまぐも
12の小さな物語。 やさしそうであって、どこかしら不穏さも漂わせ、何かが欠けた者たちが欠けた場所を埋め合うような切ない寂しさも感じさせる。あたたかいのに冷たい印象。
投稿日:2024.02.21
erierierin
日常の本当に本当に何気ないヒトコマを切り取った短編集。 この世にはいろんな事情、思いをかかけてたくさんの人が生きている。改めてそれを思いしる。 どの話も深く掘り下げすぎず、読者が想像を巡らせる余韻がた…っぷりとある。白黒はっきりさせたい人には向かないかもしれないが、私は好きだった。続きを読む
投稿日:2024.02.08
みーば
本の表紙に魅かれて、手に取った。 「ひとっこひとり・・・」 後に続く言葉は色々、 そんな、色々な年齢の色々な事情を抱えた一人の話。 でも、必ず、そばには誰かが現れて、 寂しさを癒したり、暖かい気持ち…になれる、 そんな出会いのストーリー。 「大丈夫」 「待ってた」 「見つかった?」 が、特に切なくて、印象に残った。続きを読む
投稿日:2023.12.04
ねこ
日常のありふれた言葉からこんな素敵な短編が生まれるのは、やっぱり歌人だからかなと感じた。 優しい印象の装画から、癒やし系の物語を想像したけど、そうでないものも。 人間は「一人」を強く感じる時もあるけど…、本当にひとりぼっちってことはなくて、言葉や思い出とか何かしらのもので他人と繋がっているんだよなと、改めて感じさせてくれた。 1話は15ページ程度なのに、予想以上に中身がぎゅっと詰まっていた印象。 続きを読む
投稿日:2023.10.20
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