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瀬尾まいこ / 文春e-book (308件のレビュー)
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総合評価:
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かなん
いつもは読み終えると、温かいスープを飲み干したような気持ちになりますが、この作品は、読み終えたとき、情熱さのような物を感じました。
投稿日:2024.04.29
とろり。
このレビューはネタバレを含みます
世界を揺るがしたあの感染症。 今まで経験したことのない日常の変化に大人の私でも戸惑ったのだから、多感な子供たちにはきっととてつもないストレスだっただろうなと読んでいて感じた。 政府から外出禁止令が出て、 会社への出勤もできなくなり、正直、私は感染症は嫌だけど会社に行かなくていいのはラッキーくらいにしか思ってなかった。 そっかでもそうだよね、子供たちは学校がすべてで、 あの窮屈な時間を子供なりに必死に乗り越えようとしていただろうに、「子供」という立場のせいで色んな縛りから抜け出せずにいて、結果、勝手な大人たちの判断で“また普通の生活に戻ってください”、なんて言われてもムリだと思う。 気持ちが追いつかない。 “あの数年間がなければ人生は何か違ったかもしれない” そう思いながらこれからの人生を送る人もいるのかもしれないと思うと、本当にやるせない。 この物語の登場人物たちは長い時間をかけて失ったものを取り戻し、やっと前を向いて人生を生きていけるようになったけれど、果たして現実ではそう上手くいくのだろうか。 この作品はとても爽やかなお話だったけれど、現実はどうなのだろうかと余計なモヤモヤが生まれてしまって、少し考え込んでしまった。
ヒデ
すごく読みやすくて、私的に好きでした。 2人の登場人物のお話しで、それぞれ悩みをかかえながら、色々な人に支えてもらい、成長して、、物語が進んで行きます。2人の女の子のイメージをしながら読んでいました…。 それぞれの家庭環境や人との関わり、手紙のやりとりの内容など、素敵だなーとほっこり読んでいました。 え??って言う展開もあり、色々な気持ちになりました。 素敵な本に出会えました。続きを読む
投稿日:2024.04.25
かな
瀬尾まいこさんの作品…うわ〜読みやすくて好きだわ〜!!とまず思えましたね。2020年に世界中を見えない恐怖にさらした感染症、作中ではコロナだとは書かれてないんですがそれでも、あの頃のことを思い出さず…にはいられません…。だけど、瀬尾まいこさんのこの作品は、これだけでは終わらせないんです!! ストーリーは、2020年当時小学3年生だったふたりの女性、岸間冴と江崎心晴の視点でその後の15年間が描かれた作品でした。冴は母の仕事のことでいじめにあい、心晴は不登校に…この感染症がなければふたりのその後の人生も大きく変わっていたのかもしれない…。でも、そんな中でも得たものはある…。 それぞれのお母さんも素敵な方たちだなぁ…と思いました。母の愛情を受けたからこそ、今のふたりがある…あったかい、そしてポジティブになれる作品でした。続きを読む
投稿日:2024.04.22
きなり
コロナ禍で医療にたずさわっていた私は どれだけふりまわされたことだろう でもあの日々が 小さな1日の幸せに気がつくことを教えてくれた その中で 学生だった人たちの 苦しみをささやかな喜びを 感じとれる…小説続きを読む
投稿日:2024.04.20
チャンママ
コロナという未知の感染症が世の中を掻き回した数年間。この時代を自分が何歳で過ごしたかは、その後の人生観を大きく左右してしまうのかもしれない。 ディスタンス世代、マスク世代、家庭教育世代などと呼ばれる人…は、消極的で協調性がなく何を考えているかわからない謎の若者たちのように言われているとか。 そんな時代を小学3年生で体験した2人の女の子が主人公。 挫折しながらもきちんと就職し、未来に足を踏み出した若者が清々しい。続きを読む
投稿日:2024.04.19
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