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河野裕 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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まりも.
登場人物が軒並み頑固、意地っ張りでそんな彼らが正義のぶつけ合いをするから読んでいて疲れた…w しかし終盤のヒロインのモノローグはとてもよかった。本編に描かれていない空白の時間に思いを馳せると胸が痛くな…るが、同時にこれからの2人の未来も想いたくなるそんな青春話だった。続きを読む
投稿日:2023.10.25
ptt219
2023/10/01 青春小説と大きく宣伝されていて気になって読んでみました。 私立の学校生活が中心となる恋愛の話なのかなーと思います。 最後の数ページに至るまでの過程がとても丁寧に描写されていました…。 読んでて少し現実離れしてる感があるような気がしました。 なんかファンタジー的な要素のある青春小説としては楽しめるんじゃないかと思います。続きを読む
投稿日:2023.10.02
より
発売されると手に取っちゃう作家さん。 まさに青春と帯にあって、確かに青春だけど、青春、青春かぁ…という感じ。若気の至りというか、自分が一番正しいとか周囲の大人がバカに見えるとか、このやり方が一番と思う…と他の選択肢が目に入らないその一途さも確かに青春なのかもしれないなぁ。 いまだに女性の総理大臣も選出されないわが国で、例えば少数民族だったり、日本国籍以外の人間が国のトップに立つ、なんて日が来るのはいつだろう。大体、アメリカの大統領を目指すのは夢があると漠然と思う人でも、日本の総理大臣を目指すという子供がいたら夢があるって言うかなぁ?と思っちゃうぐらいだし。自分が嫌な大人になっただけかもしれないけれども。 という訳で、ヒロインの言動も信念も分かりやすいんだけれども、もう一人のヒーローの方がわかりにくい。色々ひねくれていて、自分だけわかったような大人のような顔をして。彼は一度大きな挫折をした方がいいと思うし、自分が思ってるより凡人で頭もよくないと悟った方がいい。まぁヒロインとのやり取りでその辺りは自覚したのか。 お為ごかしを許さない正義感は読んでいてわかるけど、じゃあどうするの?と思ってしまう辺り自分もイヤな大人になったなぁと実感しました(二回目)。そういう純粋さを求めてこの作家さんの作品を読むのかな、なんて思ったり思わなかったり。続きを読む
投稿日:2023.09.06
mui-mui
圧倒的なまでの青春小説で、圧倒的に面倒くさい恋愛小説だ。物語を決定づける1つの裏切り。それはほんの10分ほどのシーンなんだけど、そこに至るまでの過程や人間描写の筆致がすごい。それでも決して長くは感じな…いところが、この作者のすごいところだなぁ。続きを読む
投稿日:2023.08.29
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