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広野彩子 / 日本経済新聞出版 (1件のレビュー)
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rafmon
経済理論の解説というよりは、ダイジェスト的に経済学者と功績を紹介するのが本書。興味を持った内容を別著で深掘りしたり、自ら理解したつもりの内容の点検に向いている。極端に言えば、用語集とも言える。 ー …プロスペクト理論。利益を得る場面で、それを確実に手に入れることを優先し、損失が出そうな場面では、最大限の回避を優先する行動心理 ー 選択アーキテクト。望ましい意思決定を促す方向に人をナッジするようなデザインや仕組みを作るもののこと。ナッジする仕組みが選択アーキテクチャー。 ー 初期設定を加入にし、加入しない場合、選ぶ選択をさせるオフトアウト。その逆のオプトイン ー 全員が問題だとわかっているのに、対処せず受け入れてしまっているような状況。これを多元的無知。 ー ナッジを良くない目的に使うスラッジ ゲイリーベッカーの言葉が気になった。 ー まずリーダーは他人から面と向かって批判を受けることに慣れるべきだ。相手が年下だったり、地位が下だったりしても、対等に意見を戦わせる。そこから箱の外で考えることを学べる。 この批判を受け入れる姿勢とは、シカゴ大学のポリシーでもある。 メンタルの強さというより批判に対する心構えの事が、この姿勢を身に付ける事は重要である。意識していこうと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.13
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