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加藤陽子, 鴻巣友季子, 上間陽子, 上野千鶴子 / NHK出版 (9件のレビュー)
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sousouyuhyuh
フェミニズムといえば勝手にとある女性コメンテーターさんが連想され、苦手に思っていましたが、フェミニズムに対するイメージが180度変わる程面白かったです。 特に上間先生の活動や考え方には感銘を受けました…。若ければ琉球大学に行って学びたいと思ったほど。続きを読む
投稿日:2024.05.14
人生≒本×Snow Man
ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。 上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。
投稿日:2024.04.01
ミツル
フェミニズムに関わる本とそれで描かれるフェミニズム要素について、4名の方が書かれてるんだけど、どれも異なる視点で面白かったです。読めてよかった! 『侍女の物語』『誓願』は前から気になってたけどいっそ…う読みたくなったな〜。最悪な構造の中で異なる立ち位置にいる女性たちが描かれる物語、気になる‥‥。 あと私は身体が女性で同性パートナーがいて、それを割とカムアウトする方だけどこれって自分が男性だったらこんなにカムアできてただろうかと疑問に思っていて、それが上野千鶴子さんの文章で割と納得できて、読めてよかったな〜(ホモソーシャルにおいて獲得する価値のあるもの・消費するものが女性(性的に)で、その論理で行くと自分たちを消費される側と見なす同性愛者は弾かれるという論理)。 あと男性が真に認められたいのは女性ではなく男性、というのもなるほどと思った、この人のためなら死ねる、と男が命を賭けるのは大抵男性であると‥。 トロフィーワイフとかも出てきたけど、自分の彼女/妻とか誰かの彼女/妻をくさす男性たちの理屈が本当に分からなかったけど、ここで書かれたホモソーシャルの仕組みの理屈に載せるとなるほどとは思う‥それでいいんかとは思うが‥。 結構全体的に、「男性は」って主語で言いきられてたのはどきどきしちゃったけど‥まあその感覚は引き続き持っていこう‥。 加藤陽子さんの『伊藤野枝集』、上間陽子さんの『心的外傷と回復』も読んで痛ましく思いつつ、でもこういうアンソロジーだからこそ出会った内容で読めてよかったです。続きを読む
投稿日:2024.02.03
dai-4
ザ・フェミニズム、という人選でなく、専門とは少し離れた視点もっ、てのが絶妙な匙加減。とはいえ、一番感銘を受けたのは、上野さんが取り上げている”ホモソーシャル”のそれ。さすが第一人者。ミソジニー、ホモフ…ォビアといった、ヘテロセクシャル一辺倒な男性特有の思想も、ホモソーシャルの視点から説明され得る。なるほど。短い中にも気付きの多い一冊。続きを読む
投稿日:2023.10.24
太田豊太郎
このレビューはネタバレを含みます
勉強になった。『侍女の物語』に見られる女性の分断は、男女雇用機会均等法や派遣法などによって現実に起きている、といわれると、たしかにそういう見方もあるなと気付かされた。専業主婦、一般職、総合職… ルネ・ジラールの欲望の三角形の話は聞いたことがあったので、それが上野千鶴子さんの話に出てきて嬉しかった。たしかに、頼朝の女ばかり口説く「鎌倉殿の十三人」の三浦義村はそれだなと思う。 男は男に認められることで男になるが、女は男に認められることで女になる、その性の非対称性もわかりやすかった。結局この社会はそんな家父長制の尾っぽを引きずったホモソーシャルな社会だけれど、会社と半身で関わる・プライベートを大切にする生き方がそれに対する対抗になるなら、これからの社会は変わっていけるかもしれない。偏屈なおやじたちがいなくなったら。でも男は富と権力と名誉を男の中に独占するホモソーシャルな社会をやはり続けようとするだろうか。
投稿日:2023.08.29
よんだ
どの章もわかりやすく興味深く読めたけれど、上間さんの語りは私の中で別格。 なぜ傷や暴力や怒りやトラウマを、悲しみと絶望あふれる世界を、こんなに力強く静かに語れるんだろう。 彼女の文章を読んでいると私は…いつも深海に潜ってる気持ちになる。続きを読む
投稿日:2023.08.23
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