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月村了衛 / ハヤカワ文庫JA (6件のレビュー)
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総合評価:
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7591
すごい。いろいろな難題が絡みあって物語が進み、一つ一つがほぐれていく。だから、機龍警察はやめられない。
投稿日:2023.10.03
はると
シリーズ4作目。 今作はチェチェンで家や家族を奪われた女性たちが自爆という手段を用いて日本でテロを行うテロリストとなり、世界に訴えかけると言う物語だった。 このテロを防ぐために特捜部は捜査を開始する。…この捜査を続けていくとチェチェンの悲惨な状況などを目の当たりにして心揺さぶられる特捜部の面々がそれでも彼女たちを制圧しなくてはいけない場面はとても重く哀しい場面だった。 チェチェンに限らず、世界中で子供や女性がこのような被害を受けていると考えるといたたまれない気持ちになった。 ただ、この作品は最高だった。続きを読む
投稿日:2023.09.23
take9296
チェチェン紛争で家族を失った女性だけのテロ組織『黒い未亡人』が日本に潜入した。公安部と合同で捜査に当たる特捜部は、未成年による自爆テロをも辞さぬこの敵の戦法に翻弄される。一方、城木理事官は実の兄・宗方…亮太郎議員にある疑念を抱くが、それは政界と警察組織全体を揺るがす悪夢につながっていた――現代の悲劇と不条理を容赦なく描き尽くす、至高の大河警察小説シリーズ、憎悪と慈愛の第4弾。 文庫化されたので、9年ぶりに再読。主役だけでなく、ほんのわずかな登場の脇役にいたるまで、印象に残る。続きを読む
投稿日:2023.07.11
dai-4
質量にちょっとビビッてしまい、読み始めるのに多少の気合が要る本シリーズ(あくまで自分にとっては)。でもいざ物語に触れるや、そんなイメージが実にバカバカしく思えるくらい、圧巻の展開に毎回唸らされる。機龍…兵搭乗員の3人とその上司に限らず、それ以外の警察官、更には敵役までも、実に魅力的に描かれるのが素晴らしい。あとがきにもあるように、最初の3作で、件の3人の紹介がある程度なされ、本作からは、いよいよ”敵”にまつわる大きなテーマも動き出した印象。今後、ますます目が離せないな。続きを読む
投稿日:2023.07.04
tsucchy
歴史上実在したテロ組織チェチェンの「黒の未亡人」を題材に機龍警察の世界に合わせて事件を創造している。しかし、チェチェンの女性達が「黒の未亡人」を組織した経緯や組織の中にいる個人個人の葛藤は、いかにも描…かれる通りだったのだろうと思わされる。続きを読む
投稿日:2023.06.25
bosch
このレビューはネタバレを含みます
チェチェン人テロ組織「黒の未亡人」との壮烈な戦いを描く。 過去3作で、メインプロットに絡めて、3人のドラグーン搭乗者の過去を描いてきたが、今作は特捜メンバー、そして女性テロリストにスポットがあてられる。 チェチェン紛争など報道でしか見てないが、その悲惨さ、特に女子供が巻き込まれる紛争は痛ましすぎて、いくら世界の現実とは言え、読んでて辛かった。 今回はこの組織との戦いが前面に押し出され、その事案を巡っての”敵”との水面下の確執はあるもののストーリーはいたってシンプル。それだけに、これは映像化したらテンポがあって見ごたえのある作品になりそう。 過去(作品)との絡みも見事で、相変わらず一級の作品に仕上がっている。 個人的には、彼女は搭乗要員になる、と思っているのだが。今後はあるかな?
投稿日:2023.06.10
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