【感想】明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬

岡本さとる / 幻冬舎時代小説文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • hanaasagi

    hanaasagi

    内容(ブックデータベースより)

    足袋職人の弥兵衛は、人も羨む隠居暮らしを送っていた。店は息子に譲ったが、職人としての腕は健在。七日に一度訪ねてくる息子家族との夕餉や、可愛い盛りの孫との遊びを楽しんでいた。だが、最愛の娘の久々の訪問が彼の心を乱してしまう。一体何が? お夏は弥兵衛の胸の内に溜まった灰汁を取り去ることができるのか? 大人気シリーズ第七弾。

    令和6年1月27日~28日
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    投稿日:2024.01.28

  • あやごぜ

    あやごぜ

    居酒屋お夏・セカンドシリーズ“春夏秋冬” 第七弾。

    毎度お馴染み毒舌女将・お夏と、苦み走った料理人・清次が切り盛りする居酒屋を巡る、人情噺連作四話が収録されています。

    他所から目黒にやってきた、実直だけど訳アリな父娘・禄次郎とお京。(第一話「杯事」)
    七日に一度訪ねてくる息子家族との夕餉を楽しみにしていたのを、愛娘の久々の訪問によって気がかりなことを抱えてしまう足袋職人の弥兵衛。(第二話&表題作「明日の夕餉」)
    不幸な過去を持つ母娘を気遣いつつ、自身もある秘密を抱えている菊次郎。(第三話「白飴」)
    悋気が過ぎる恋人に束縛されている弟子を気遣う剣客・坂村信二郎(第四話「年取りそば」)

    ・・・といった、悩める方々が抱える問題を、お夏&清さんwith昔からの仲間が、裏で色々動いたり仕込んだりして解決していく、お約束の流れとなっております。
    個人的にお気に入りは第三話「白飴」かな。
    若かりし菊次郎とお夏たち“魂風一家”の思わぬ“縁”の話も粋ですし、タイトルにもなっている“白飴”のアイテムとしての使い方が心憎いですね。
    複雑な因縁があっても、菊次郎とおつるちゃんの恋がうまくいくと良いなぁと思いました。

    今回も各話、安定の“ええ話”で心温まる読後感でした。辛い思いをした優しい人が、ちゃんと幸せになれる(で、悪は成敗される)という展開が好きなんですよね。
    次巻も楽しみにしております~。
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    投稿日:2023.09.05

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     岡本さとるさんの作品にはずれなしです。「明日の夕餉」、居酒屋お夏春夏秋冬シリーズ№7、2023.6発行。杯事、明日の夕餉、白飴、年取りそば の4話、どれも素晴らしいです。特に、杯事と白飴がお気に入りです(^-^)

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    投稿日:2023.07.29

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