【感想】やがて訪れる春のために(新潮文庫)

はらだみずき / 新潮文庫
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
14
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3
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ブクログレビュー

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  • bmaki

    bmaki

    またまた会社の先輩にお借りした(^^)
    あー、この本は海が見える家の作者様だったのか。
    通りで何とも温かさを感じられる。

    先輩が貸してくださる本は、ほっこりする本が多い(^^)
    私みたいに、人がバタバタ死ぬような殺人事件はあまり好まれないようだ。育ちの違いなのか??^^;


    村上真芽は幼少時代を祖母の家で家族と暮らしていた。
    祖母が大腿骨を骨折し入院することになり、庭の様子を見に行って欲しいと頼まれる。

    かなりの年月をあけ、久しぶりに見た懐かしの庭は荒廃していた。
    雑草に覆われて、樹は立ち枯れていた。

    真芽はこの庭を再生させようと考える。
    そして、次第に自分の夢を思い出す。


    この作家さんの本は温かい。
    悪い人が登場しないからか?読み終わった時にほっこりする(^^)

    個人的には海が見える家の方が好みだが、この本も短時間でさくさく読めるくらいに、いつのまにか夢中になって読んでいた(^^)
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    投稿日:2024.04.11

  • ヤマタエ

    ヤマタエ

    庭にまつわる自然とそこに共存する家族。
    ありがちな話題をありのままに、そして優しく感動的にまとめられていて癒やされました。

    投稿日:2024.03.21

  • 四季子

    四季子

    嘘の無い力強い言葉が読んだ人に届く本ではないかと思います。
    飾らす、夢物語過ぎずにでも希望を持つ事が出来るお話です。
    人生は上手くはいきません。でも上手くいかなかった事に目をそらし人の話を聞かないでいると真実が分かりません。
    出来ないと思う事でも今の自分が出来る事をやらなければ本当に出来ません。
    生きていくうえで分かっているはずなのに知ろうとしなかった大切な事を教えてくれる本です。
    読めばタイトルを皆が納得出来ると思います。
    解説も是非読んで欲しいです。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.21

  • まりころ

    まりころ

    このレビューはネタバレを含みます

    なにもおおきなことではなく、できることをやればいい。なんのためにとか、そんなことはこだわらなくてもいい。むずかしく考える必要はない。自分がやりたいことを、自分のやり方で、できる範囲でやればいいのだ。

    「私だってね、忘れたくて忘れるわけじゃないのよ。私のことを、勝手に決めないでほしい。ふつうにしてほしいだけなの」

    自分というものは、自分の記憶の集積によってできている。そう考えると記憶を失っていくことは、自分の一部をもぎとられていくことに等しい。未来が限られていると知る者には、それはなおさらせつない試練となるだろう。

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    投稿日:2024.03.12

  • m1n5

    m1n5

    このレビューはネタバレを含みます

    ”ただふつうにしてほしい”
    認知症のおばあちゃんが
    口にした言葉が印象的だった

    庭を通じて主人公がだんだん
    変わっていくのが
    読んでてすごく楽しかった

    春を待つ今の季節に
    読んで欲しい心温まる1冊です

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.09

  • まりこまり

    まりこまり

    とても好き。温かい。大事に手元に置いておきたい本。こういう出会いがあるから読書が好き。主人公が仕事辞めてやりたいこと見つける流れが、歌舞伎座の怪紳士に似てるなとも思った。

    投稿日:2024.02.27

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