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朝井リョウ / 新潮文庫 (1117件のレビュー)
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north
ジャケ買的に購入 面白いと言えば面白い。興味深いテーマでもあり、考えさせられる内容だった。嫌いじゃないとおまうのだけど、映像で見た方がより楽しめるのかなとふと感じ、本としての魅力がどこまでなのか?っ…て思う自分がいます。 本筋じゃないけど、あとがきは分かりやすい&共感できる部分が多かった。続きを読む
投稿日:2024.04.30
bobobobobo
冒頭を読んだ時、読みたいと思った。 少し時間が経って、時間ができて、ページを開いて。 読み進んでいくうちに、正直思った時とは違う内容でだった。 人を差別とか、しないと思っていたし、ありがたいことに今…自分はそう言う人を多分、差別はしないと思うけど。単純に、思う感覚として、この本を読む前から、それは、呪いだと思っていて。そんな感情になった。 常に、誰かが思う正しさに応えるように生きていて、それを苦にも思わないし、それなりの達成感もあるし、形は違うかもしれないけど、それが苦だったり、全然違うものだったら、それは想像を絶するほど大変で。 でも、正欲すら正しいとは限らない社会で、どうやってすべきことを見つけようと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.29
トモ
このレビューはネタバレを含みます
佳道と夏月は恋人同士ではない。 けれど、その2人には愛と呼んでもいいかもしれないものがある。 2人はノーマルはない中で形に捉われず…というか、形など存在しないからこそ、100%自分達の意思のみで繋がった。 だからこその純粋性があって、啓喜が失ったそんな繋がりを、例え社会正義に逮捕されたとしても持てている2人はもう、不幸ではないのではないでしょうか。 マイノリティと言われている人達がそれゆえに生き辛くなっているこの世の中をなんとか生き続け、明日死なない日まで辿り着いて欲しい、という作者の願いを感じました。
投稿日:2024.04.28
yu
多様性と掲げているが、自分の正しさの範囲内でしか理解しようとしていないのではないか。 社会から外れてしまった人達にも正しさがあって、堂々と主張出来ないこの社会に諦めているのではないか。 少しでも多くの…人が生きやすいと思える時代になるといいな。続きを読む
KID A
多様性。便利な言葉だけど一言では片付けられないと感じた。 マイノリティに対しての理解がすごく深まった。
会社員
読んだ後の余韻が醒めません。大変面白く、読ませていただきました。 ・あくまでも法や社会正義を固持し、「普通のレールから外れる」ことを嫌悪する検事 ・容姿にコンプレックスを抱きながら、表面的な「多様性」…を謳う女子大生 ・到底他人には理解されないような欲望に悩む男女 それぞれの思い・葛藤・救われなさを描いていて、とても考えさせられました。 究極的に他者のことなど理解できるはずもない中で、自分とは異なる他者を認識しようとする重要性と、自らの(マジョリティの)枠組みの中で認識しようとする先に傷つけられる人が存在することの深い深い矛盾を浮き彫りにしていると思います。 「物語の力は隘路でこそ発揮される。理念が行き詰り、論理が破綻するとき、思想や学問ならば、そこで立ち止まるしかないけれど、小説はその先に進むことができる」という最後の臨床心理士の方の書評も良かったです。この決着のつかない感じ、最高です。 というか、2007年に本当に蛇口泥棒による放水事件があったんですね。「出しっ放しにすると興奮!放水フェチ男逮捕」で検索すると出てきます。 続きを読む
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