【感想】LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

内藤了 / 角川ホラー文庫
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
14
6
0
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ブクログレビュー

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  • 2006takahiro

    2006takahiro

    奇妙な花嫁人形に隠された秘密に迫る。新設部署「特捜地域潜入班」の一員となった刑事・鳴瀬清花。かつての上官・返町から、潜入班の許へ奇妙な調査依頼が舞い込む。
    「青森の旧家で起きた火災の現場から、“変なもの”が発見されたので調査してほしい」――
    現場に潜入した清花たちが目にしたのは、焼け残った土蔵に保管された14体の花嫁人形だった。
    謎の鍵を握る屋敷の当主は焼死。
    人形の秘密を探っていく中で、清花は戦慄の真相に辿り着く!
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    投稿日:2024.03.05

  • 湖永

    湖永

    「警視庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第2弾

    今回は、旧家で起きた火災の現場から変なものが発見されたので調査してほしいと青森へと向かう土井と清花。
    焼け落ちた母屋の隅にある土蔵内部にあったのは、白無垢や打ち掛け、ウエディングドレスで着飾った14体の花嫁人形だった。
    この精密に作られた人形の秘密を探るうちに戦慄の真相に辿り着く。

    途中で勇も参加する流れになるのだが、今作は清花の活躍が凄かったように思う。
    本物と見間違うような人形は、禍々しく感じて見るだけでも怖いものである。
    その上に何体もあるとなると…。


    以前TV番組で東北地方に伝わる人形婚を見たことがあったが、それは未婚で戦死した男子に奉納する花嫁人形のこと。
    他国では冥婚の風習もあることにも驚いた。
    知らないだけでいろいろな風習があるのだろう。



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    投稿日:2024.02.27

  • ultraman719

    ultraman719

    シリーズ第2弾
    青森の山間で、火事!
    そこから、等身大の花嫁の人形が。
    現場に赴いて、人形を見てみると顔もそれぞれ違う。黒子あったり、産毛まで生えてる。
    産毛まで?そんなん人形に?
    ひょっとして、
    っ?えっ?えっ?
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    アウト!

    とは言え、ホラーではない。悲しい時代背景が…
    冥婚とか、人形婚とか、聞いた事はあるけど、ただただ哀しい…
    でも、形式はそうでも、人形が本物っていうのはインパクトあり過ぎ…
    時々、剥製って言葉もちらほらあって…
    何ともやわ〜
    何の剥製って言う気にもならん…
    工房まであって…
    確かに、ちゃんと剥製にするには、色々せなあかんのは分かるけど…
    考えるだけで、ゾッとする…

    でも、自分より先に子供が逝ってしまったりしたら、そういう事も考えてしまうんかな…子供が望む望まないに関わらず…
    こんなの生業にするとかも、もうやめて!
    人形たち、安らかに…











    人体の不思議展の話も出て来たけど、中止の理由はそういう事やってんな。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.25

  • uu

    uu

    もともと、このシリーズは、そこまで期待してはなかったですが、昔の日本の風習を使った、作者さんらしい人情のあるホラーになってて、ポロポロしちゃいました

    やはり、期待を、裏切らないなぁ〜と
    次を読もうと、思います!続きを読む

    投稿日:2023.12.14

  • hosinotuki

    hosinotuki

    このレビューはネタバレを含みます

    人形が出てくるだけで不気味だが、今回は祟りとかのホラー系ではなかったので良かった。大切な人を失ったことからの行為だが、やはり普通には受け入れがたくそこにあれば気持ち悪いだろう。
    警察に特捜地域潜入班なる部署があるのを初めて知ったが、なかなかユニークでやりがいありそう。そして、土井班長をはじめメンバーが個性的で、これからもたのしみです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.09

  • しのり

    しのり

    このレビューはネタバレを含みます

    結果だけ見たら、完全に猟奇殺人の様相を呈しているのに、そうでないのが斬新!

    まず、現実に「冥婚」とか「人形婚」という風習があるのに驚きました。世の中は知らないことばかりだと改めて思いました。それにしても、作品の中の人形のように完璧なものができるとしたら、怖すぎる。

    保存方法としての剥製の話から、プラスティネーションについても出ていましたが、「人体の不思議」展が、倫理的に問題あって取りやめになっていたのを初めて知りました。当時、人体標本の凄い技術を目にしたのと同時に、献体を望む人間がいることに二重の衝撃を受けたんですが、ここで、そうではなかったことによる三度目の衝撃を味わってしまいました。

    現実の衝撃を小説で回収するという、なかなかの体験でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.15

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