【感想】転職

高杉良 / 角川文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
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6
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ブクログレビュー

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  • ゆんま

    ゆんま

    このレビューはネタバレを含みます

    面白かった
    社会人として、お仕事小説は共感できる部分が多いためより楽しんで読めると思っている。
    サクサク進むし困難はあってもしっかり解説して前へ進んでいくため、読みづらさもない。
    明日からの仕事のモチベーションが少し上がること、仕事に対する自分の姿勢を見直す良い機会になるのではないだろうか

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    投稿日:2024.05.06

  • from-a-king

    from-a-king

    テンポが良く、主人公小野健一の目標に向かって進んでいく様がとにかく気になり一日で読み終わってしまった。
    解説にある通り、『青年社長』の姿を再び感じられる高杉良らしさを味わえる作品であった。
    目標を持ち目指すこと、その為に必要なスキルを身につけること、身につけるまでの努力は惜しまないことを改めて学んだ。日々の仕事に忙殺され、こなすことに必死になってしまいがちだが、自身の将来ありたい姿をイメージしながら現状とのギャップを埋めていく努力が必要だと感じた。
    加えて小野の仕事を一緒に取り組む仲間たちへの愛を感じられ、相手を尊重しながら働く姿勢に私も「ケンさん」と慕いながら読破した。
    『青年社長』も大好きな作品だが『転職』と並ぶ作品になった。
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    投稿日:2024.04.18

  • アラダイ

    アラダイ

    主人公 小野健一は、新卒でアンダーセンに入社。英語が苦手であるにも関わらず、奮戦。頑張りで周囲より評価を勝ち取っていく。
    そこで、マーケティングを学びたいからとP&Gに転職。そこでもファブリーズ、プリングルス、パンパースの販売に奮戦。ここでも評価を勝ち得ていくが、上司との手法の違いに、リーバイスジャパンに転職。苦戦する販売を盛り返す奮戦をするも、アメリカの親会社の方針のズレから、社長を目指し転職。
    モルソンクアーズジャパンの社長につき、奮戦するも、アメリカ親会社のジャパン支社の売却の路線から退職。
    次はブルーボトルコーヒージャパンの社長に就任。業容拡大するもアジア支社拡大の為、ジャパン社の社長から退任。
    そして次はアサヒコという豆腐会社に転職、という時点で物語は終了。
    さて、この小野健一は高杉良の娘婿で実話である。
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    投稿日:2024.03.24

  • まー

    まー

    常に人に対して誠実であろうとする主人公が、さまざまな職種を通して人に向き合っていく経済小説。

    主人公である小野健一は、学生時代は野球一筋で、英語もあまり得意ではなかった。そんな彼がシカゴ研修に憧れてアンダーセン(現アクセンチュア)に新卒で入社するところから物語は始まる。
    転職を6度行うが、彼は常に物事と人に誠実に取り組み続けており、どこの職場に行っても周りの人間から慕われている。物語の中で彼は比較的淡々と昇進、転職していくのでいかに難しいかが伝わりづらいが、彼が簡単に行なっている「人、物事に対して常に誠実であること」「今までと異なる環境に行っても素直に指摘を受け入れること」「相手を信じて託すこと」は誰しもができることではない。私自身も何か一つだけでも自信を持ってできるようになりたいと思った。

    リーバイス、ブルーボトルコーヒーなど、同じBtoCの企業でもどういうコンセプト、マーケティングを行うかは全然違う。ビジネスには正解はない、という言葉が身に沁みた。
    そして、全く違う業界に行ったとしても無駄な経験は一つもないのだと痛感した。
    そしてこの物語がほぼ実話だということにも驚き。

    GODIVAが以前と戦略を変えたような感覚があったが、当時小野がリーバイスで話したような、ターゲティングの会議なども多く開かれたのかなとも想像する。
    ーーーーー

    あまりに多忙すぎて、息子から父と認識されず”よくくるおじさん”と認識されるのは苦しかったと想像する。

    心理描写を期待している人にとっては少し求めるものとは違うかも。
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    投稿日:2024.03.13

  • ゆり

    ゆり

    すごく面白かった。どれだけ困難な状況でも、どうやって対応するかを考えて実践して、乗り越えていくことが仕事の楽しさだよなと再認識。
    転職するときに自分の武器を明確にしておくこと、そして仕事をしていく中でその武器を増やして強化していくことが大事だと改めて思った。続きを読む

    投稿日:2024.01.05

  • nyankoteacher

    nyankoteacher

    マーケティングを積極的に学び、体力と行動力で実践し、次々と高次のレベルにチャレンジしていく野心家のビジネスパーソンを描いている。徒手空拳で生まれた人のビルディングス・ロマンと言えるが、平たく言うと立身出世の物語かな。続きを読む

    投稿日:2023.12.16

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