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杉井光, 篠アキサト, 春夏冬ゆう / KADOKAWA (1件のレビュー)
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タカツテム
原作における丁々発止のコメディトークを損なうこと無く、むしろ漫画ではパワーアップしているんじゃないかと思えるテンポ感の良い遣り取りは好印象 凛子も詩月も別にボケキャラという訳ではないのだけど、傍若無人…な二人に対する真琴のツッコミが全編に亘って冴え渡るものだからどこまでも楽しんで読める 勿論、音楽表現も負けていないのだけど 今巻前半で主題となるのは詩月のエピソード ドラムの才覚はあれど、家の都合により満足に音楽に注力できない。それに釣られて望まれる華道も微妙な出来映えになる 音楽バカである真琴としては詩月がドラムに関われない点を惜しいと思うが関わる踏ん切りもつかない そこで凛子が有無を言わさず機会を作る流れは良いね。こういうシーンを見ると真琴の最良の相棒は凛子であると思えるよ そのような二人が仕掛けた音楽劇だから詩月は音楽と華道を取り戻せたのかな 次に主題となるのは日常での居場所を無くし音楽を奏でられる場所を彷徨う朱音 原作を読んだ際はわんぱく犬のイメージが強かったのだけど、漫画版では中性的な魅力が増してカッコイイ系になっているような 見た目が目を引く彼女だけど、バンドの助っ人をする際は目立たぬ演奏に終始。スタイルの異なるバンドに対して背景に徹せられるならそれは実力の現れで 実力があるのに思うように音楽を楽しんでいない そんな音楽不満足状態の少女に対して何をするかは次巻に続く感じか 結構じっくりと描いてくれていてファン的に満足できる構成だよ あと、本コミカライズにて注目したくなるのはやはり各キャラクターの表情だろうね。小説媒体ではどうしたって限界があるそれぞれの見た目の表現、けれど絵で表現される漫画ならそこは余さず見えてくる 特に原作は真琴視点で進行するから真琴が見ているものしか描写されない。…まあ、彼は気付かないけど色々と見ているタイプだからそれなりに描写されていたりするけど それでも7話ラストの表情はコミカライズならではと言えるのだろうね続きを読む
投稿日:2023.06.06
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