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小手鞠るい, 植田たてり / 偕成社 (9件のレビュー)
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京都精華学園中学高等学校メディアライブラリー
一冊の本を読んだことで自分の進む方向が明らかに変わった「運命の一冊」を紹介しながら、小手鞠るいさん自身の作品にも出会えます。タイトルだけは見たことのあるあの本、作家はどう読んだのかを知るとあらためて読…みたくなるかもしれません。続きを読む
投稿日:2024.01.30
みーば
読書離れしている中高生向きの、本の紹介、 あるいは、小説家を目指す若者向けの案内書、 のような感じ。 誰しも、運命の出会いの本はあると思う。 それによって、考え方、生き方が、一気に変わることがある。… 村上春樹さん、やなせたかしさんは、 私も大ファン! 20代の頃読んだ、やなせたかしさんの詩集は、 落ち込んだ時の癒しの一冊だった。 今でも大切に本棚に保管している。 ウッドストックのマイホームでの✕を見て、 森と動物たちにも、毎回癒されている。続きを読む
投稿日:2023.12.06
かとのひも
このレビューはネタバレを含みます
○本にまつわるエッセイと紹介 ご本人が目の前にいて、話しかけてくれるような。 読書体験を交えつつなので、圧が少ない。気軽に気になった本を手にしてみようと思える ○感想文、書いてみたくなる ◎はじめに 書くことと読むことはコインの裏表 小手毬るいさんの「運命の一冊」をテーマごとに紹介 夏休みと冬休みには書き下ろし短編 一学期-物語のとびらを開こう ・木の物語 うちの桜と本、木に囲まれて暮らす 『願いごとの樹』キャサリン・アップルゲイト 『夕暮れのマグノリア』安東みきえ 他、5冊 ・犬の物語 私を泣かせた本と私の涙を枯らせた愛猫 『フランダースの犬』 『おいで一緒に行こう』森絵都 他、2冊 ・命の物語 作家としてリサーチする本たちと 『おやすみの歌が消えて』リアノン・ネイヴィン 「補陀洛渡海記」井上靖 ・恋の物語 体験の恋、想像の恋 『きみの声を聞かせて』小手毬るい 『初恋まねき猫』小手毬るいさん 他、3作 夏休み 『夏子の秘密』 高校時代の先輩と後輩。社会人になって、ふたたび出会う 二学期-新しい世界を見つけよう ・伝記を読む 「初めて」という体験 『ジョン万次郎 波乱に満ちておもしろい!ストーリーで楽しむ伝記』金原瑞人 『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』マーギー・プロイス 他、2冊 ・ノンフィクションを読む 子どもの力で大人を変える 『クジラのおなかからプラスチック』保坂尚紀 『漁師さんの森づくり 海は森の恋人』畠山重篤 他、3冊 ・旅行記を読む ひじかけ椅子に座って アームチェアトラベラー 『ニューヨーク散歩 街道を行く39』司馬遼太郎 『開高健のパリ』開高健 他、6冊 ・国語の教科書を読む 五十年前の教科書と今の教科書 『走れメロス』太宰治 ドナルド・キーン 冬休み 『子ども失格』 不安だらけの子ども時代を送ってきました。 三学期-作家と友だちになろう ・作家が少年少女だったころ 戦火のなかで夢見る少女 田辺聖子 劣等生だった詩人 やなせたかし ・作家と再会する 魅力的なペテン師 三島由紀夫 ・作家と同時代を生きる 片想いの恋人 村上春樹 ・作家になるためには 好きこそ物の上手なれ 『童話作家のおかしな毎日』富安陽子 虹色のバイブル 『本を書く』アニー・ディラード 『若い小説家に宛てた手紙』バルガス=リョサ 『スティーヴン・キング 小説作法』スティーヴン・キング 終業式 作家に「手紙」を書くように 感想文を書いてみよう コツは“誰か”に向けて書く
投稿日:2023.07.26
ひろ
著者の人生に影響を与えた本をお勧めしてくれてます。 第一章(1学期)は「木の物語」「命の物語」「恋の物語」「犬の物語」など、テーマごとに。 第二章(2学期)は伝記、ノンフィクション、旅行記、…国語教科書のジャンル別。 第三章(3学期)は田辺聖子さん、やなせたかしさん、三島由紀夫さん、村上春樹さんら作家さんの紹介。 読んでみたい本、息子に勧めてみたい本と出会えました。田辺聖子さん好きの娘にも、彼女のエッセイを勧めてみようかなと。 小手鞠るいさんの作品は初めてだったのですが、テンポ良く楽しく読めたので、次は小説を読んでみよう。続きを読む
投稿日:2023.05.24
晴也
言葉の選び方に独特のセンスを感じ、内容が入ってきやすい本だった。どの部分も印象深いが、個人的に心に残ったのは国語の教科書についてで、昔の教科書を語っている場面は想像もできないような内容だった。
投稿日:2023.04.13
コプ眠
本紹介のエッセイ。58冊の本が引用文とともに(全部の本じゃないけど)紹介されていて、いくつも読みたくなった。時々創作もおり込まれていて、ちょっとおもしろい流れだった。特に、将来小説家になりたいなぁとい…う漠然とした夢を持つ小学生は読むべき。放課後の文章教室と姉妹本のような関係らしく、そちらも読んでみなければ、と思いました。 かなり昔の本(金閣寺とか)から、最近の本まで色々紹介されていたが、「私たちが子どもだったころ、世界は戦争だった」が一番惹かれたかな。あとは、村上春樹が好きだといいながら、いくつかの著作あげてこれは苦手だった。よくわからなかった。歯が立たなかったし、理解できなかった。とはっきりいっているのがすごいと思った。それでも好きな理由は、ぜひこの本を読んでみてください。続きを読む
投稿日:2023.04.11
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