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砂原浩太朗 / 文春e-book (34件のレビュー)
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総合評価:
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ami
時代小説なんだけど、気苦労が絶えないお仕事小説の一面も強かった。最後まで安心感のある流れ。もっと各キャラクター達との会話を見てみたかった感はあるかな。
投稿日:2024.04.16
Kazuko Ohta
時代小説に対する苦手意識はなくなったとはいえ、まだまだ自分から積極的に手を伸ばすほどではありません。それを知っている人なのにわざわざ貸してくれるのは、相当良い本ゆえのことでしょう。 江戸藩邸の差配役…が主人公。「何でも屋」と陰口を叩く者がいるとしても、『勤め』はおしなべて誰かが喜ぶようにできているものだという言い草に思わずにっこりしてしまう。聡い若君とのやりとりも楽しい。明るい話ばかりではなく、物騒な事件もたまに起きたりして、硬軟のバランスがちょうどいい。 四季を通して藩邸を見ていたような気持ちになりました。続きを読む
投稿日:2024.03.26
梶井俊介
このレビューはネタバレを含みます
神宮寺藩差配役、里村五郎兵衛、差配役というのは企業で言えば総務部長といったところであろうか。若様のお世話から猫のお世話まで、果てはお家騒動まで、五郎兵衛の活躍と心労を描く。
投稿日:2024.02.13
toradesukantia55
既刊神山藩3作のような新鮮さはなかったかな。 隠居と若嫁、三兄弟、祖父・父・孫と、 それぞれの関係性の静けさが面白かったが、 今作は、どこか急ぎ足な気がした。 何でも屋というところが、やや気にかかる。… ミステリーとかサスペンスとかの方向へ行かないでほしい。 砂原浩太朗と同時に、 乙川優三郎と藤沢周平を見比べてみると、 自分の好き嫌いがわかってくるような気がする。 砂原浩太朗は追っていきたい作家なので、 次も読んでみたいと思う。続きを読む
nono
また良い感じの作家を見つけてしまった。 時おり読む時代小説も色々だが、時代は変わっても権力や組織を巡る人々の暮らしや有り様が面白い。 主人公は藩の秘密を抱えながらも娘二人との家族、毎日の総務的な業務に取り組みながら藩の色々なことに巻き込まれていく。ちょっと鬱屈してるけど筋を通す真面目で勤勉な僚吏という感じに好感が持てる。 作品紹介・あらすじ 『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』の著者による、清冽なる時代小説 消えた若君と、蠢く陰謀 その時、男は――。 江戸藩邸の“なんでも屋”――藩邸差配役・里村五郎兵衛 誰にもできぬお役を果たすのが、勤めにございます 里村五郎兵衛は、神宮寺藩江戸藩邸差配役を務めている。陰で“なんでも屋”と揶揄される差配役には、藩邸内の揉め事が大小問わず日々持ち込まれ、里村は対応に追われる毎日。そんななか、桜見物に行った若君が行方知れずになった、という報せが。すぐさま探索に向かおうとする里村だったが、江戸家老に「むりに見つけずともよいぞ」と謎めいた言葉を投げかけられ……。 最注目の時代小説家が描く、静謐にして痛快な物語
投稿日:2024.01.25
ちぃ
書店で見かけたかわいい野鳥”アオジ”と黄色のイチョウに彩られた表紙に惹かれ、内容もよく知らずに図書館で借りた時代もの。 主人公は江戸藩邸の差配役、今で言うとコンシェルジュのような存在。 穏やかで真面…目なリーダー、冷静である反面、人間らしい一面も見え隠れする好印象な人物。 そんな五郎兵衛が、若君の失踪からいなくなった猫の捜索、お家騒動にまでも巻き込まれて行く。 そうは言っても全体に漂う空気感はとても静かで、 そこに咲く花や野鳥の鳴き声が見え聞こえするかのような描写にほっこりした。 この作品、これで終わりな感じがしない。 続きがありそうなエンディングに期待大。 続きを読む
投稿日:2024.01.07
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