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村上しいこ / 小学館 (19件のレビュー)
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shifu0523
このレビューはネタバレを含みます
妻が病気で亡くなったあと、自暴自棄になった58歳の大地。三日月の夜に現れる妻の気配と会話するなかで、彼女の願いだった「子どもを育てる」ことをやってみることになる。そのために彼が始めたのは、民間の学童保育所での放課後学童指導員(ただし、資格がないため補助員)のアルバイト。 一筋縄ではいかない子どもたちと接するうちに、妻の後を追いたいと思っていた大地の気持ちが変化していく。 子どもたちそれぞれの家庭の事情や、民間の学童保育所の限界、指導員たちの葛藤が描かれている。 大地に焦点があてられているため、個々の子どもたちの問題が深く解決されるわけではない。 それでも、子どもたちの成長を見守ろうと決意した大地のように、大人が大人として子どもたちを見守ることが大切だと思う。 定義上の「大人」や見かけだけ「大人」が増えていくなかで、本当の大人でありたいと思わされる。
投稿日:2024.05.11
ひらん
妻を亡くしたおじさんが、生前妻が望んでいた「子どもを育てる」お仕事をする話。 私自身は子どもと関わる機会なんてほとんどないので、子どもを取り巻く問題や、成長する過程においてぶつかる壁について学ぶことが…できた。 色々なパターンの子どもが出てきて、その全ての問題が円満に解決する訳でなかったのが、現実的だった。 自分自身、社会福祉に関わる仕事に興味があるので、とても勉強なりました!続きを読む
投稿日:2024.04.01
じっく
展開はきれいに進まないのが納得感ある。現場ってこうなんだろうな。主人公の軽薄なところに共感してしまう。同じ歳だし。淡々と流れつつラストで熱くなる。ここも自然でめちゃ感情移入。読後感、爽やかー。
投稿日:2024.02.10
nayu
亡くなった奥さん美月の、主人公の大地に生きる希望を気づかせてあげたいという思いに感動した。手紙、想いを遺してから逝くことの大切さがわかった。
投稿日:2024.01.08
double face-d
最後まで主人公に違和感を持ちつつも、よく取材されてるんだろうな、と思う。大人たちに深みがないのが残念。
投稿日:2023.12.26
たまネコ♪
妻の遺言(⁈)で、児童放課後クラブで働き始める58歳男性が主人公。 彼には感情移入できなかったが、私と同世代であり、50年前との子どもたちの取り巻く環境の違いを改めて確認できた1冊。
投稿日:2023.12.01
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