【感想】あの日、選ばれなかった君へ

阿部広太郎 / ダイヤモンド社
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
5
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8
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ブクログレビュー

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  • pedarun

    pedarun

    このレビューはネタバレを含みます

    【選ばれないことの連続?】
    電通でコピーライターになった人が書かれた本で、多分言葉の選び方もとてもキャッチ―に仕上がっている。

    選ばれない連続、という言葉で
    真っ先に浮かんだのは、逆履歴書、つまり不採用になった履歴を書面にして自分を紹介している人のこと。

    選ばれなかった、という記憶があるぐらい真剣に応募していないと、書けないだろうと思う。そんなことも本作で書いていた。「不安なのは本気だから」。
    ・・・
    著者は自身の中高生まで振り帰って、そこから選ばれなかった話を書いているのだけれど、

    またもや私が思うのは、
    覚えている人は覚えているんだなー…とか。
    あるいは、記憶は言葉で作るものなのかも。

    ・・・

    選ばれなかった連続、という解釈が、少しずつ変わっていくような、
    それを言葉にされている。

    入試の話から、アメフト部での経験、就職活動で見つけた自分の興味、

    そして入社後に人事部に配属になった後に、クリエイティブ部門・コピーライターになるためにしたこと、考えたこと、そしてその後の活動。

    うまくいかないときは選ばれないという否定的な自分が前面に出てくる。
    そんな時、やるせなさや焦りでいっぱいになる経験も人生のうちだと簡単には言えない。

    入学したり、入社したり、
    いろいろな選考を乗り越えて、生きていく社会。
    通る人と通らない人がいる現実。

    誰かに選ばれたかどうかにかかわらず、
    真剣に取り組んだ経験が、これからも自分が自分を選ぶ理由になるのかもしれない。
    社会の取捨選択を思いつめずに、自分で何をするかを決めて、それに取り組むこと…。

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    投稿日:2024.05.20

  • 湖永

    湖永

    著者が言いたかったことのすべてをわかりやすくまとめている。

    孤独と向き合う時間が長かった中学時代の自分を見つめ直し、人との関わりに飢えていた自分が変わりたくて飛び込んだアメフトの世界。
    高校時代の受験勉強を経て、何とか進学した大学。
    アメフトを続けて、広告の仕事を知りたくて参加したインターン。
    就活、仕事、プライベートと続く。

    進んだ道が合っているかどうかなんてその時はわからない。
    だからこそ自分の選択を正解にしていくことにひたむきになればいい。
    すべては今の自分を肯定することからはじまる。
    今する選択もきっと未来へとつながり、この先への伏線になる。
    自分にとって幸せな方を選ぼう。
    その選択に胸を張って、これから正解にしていけばいい。


    とても力強い言葉だと思う。
    何かに迷ったり、躓いたりしてもそこから抜け出すことはできる。
    選択が間違っているかどうかは、直ぐにはわからないはずで、駄目かもと感じたら修正すればいい。
    できない自分なりにできることがあるって言うこと。

    人はいつだって新しい自分に生まれ変われる。



    とてもわかりやすいので中学生からお勧めできる本だと思う。



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    投稿日:2024.03.14

  • mercian723

    mercian723

    ”選ばれる”ために努力した一人の人間の人生がギュッと詰まった一冊に、映画を一本見終わったような感じがしました。
    ”選ばれたい”という気持ちは、こんなにも人をガムシャラにさせるし、選ばれなかったときには落胆することにもなる。
    何度もチャレンジし続ける著者の熱い気持ちが伝わってきました。
    同時に、ひとつのキャッチコピーが生まれるまでの労力、時間など普段目にしているものに対して多くの人の手が加わっていることが感じ取られた。

    前半の幼少期の情景を読みながら思い浮かべて、後半の展開が予想も出来なかった。
    ”君”という表現に、著者からの長い手紙の様なスタイルも素敵だなと思いました。
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    投稿日:2024.03.05

  • 莉桜

    莉桜

    人生で今後も必ず訪れるどん底の瞬間に、どう考えて行動するべきかを教えてもらいました。
    報われるまでが努力!

    投稿日:2023.12.23

  • なみむめも

    なみむめも

    人の人生なんか覗いたことないから、上手くいってる人はずっと上手くいってるし、頑張っても結果が出ないのは自分だけなんだ。自分はなんでこんなに何も出来ないんだ。と思ってしまう。
    そして、比べる人がいないから自分はこんなに頑張っているのに!と思ってしまって最終的には心が折れてしまう。
    そして、いちばんは周りの影響が大きい。
    周りから、言われたことやされたことによって自分の人生が大きく変わることが多い。いい方にも悪い方にも。
    ドラマなどの影響で、憧れて夢が決まる場合もあるし。人から、向いてないんじゃない?と言われたらああ、やっぱりそうなのか。と諦めてしまうこともある。

    けどその決定をしたのも無意識のうちに自分なりに思うことがあってやってることだから人生に困った時は何度でも振り返って自分の持ってる気持ちを確かめればいいと思う。
    何かをなしとげている人は半端ない努力と多くの挫折をしてきている。
    もっとみんなの挫折を教えて欲しい!そう思わせられる本だった。
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    投稿日:2023.11.19

  • ゑび

    ゑび

    行動に移す事
    目標に対してできる限りの努力する事
    結果を通して自分は何を獲れたかどう成長できたかをしっかり分析する事

    人生を豊かにするヒントを貰える本でした

    投稿日:2023.11.16

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