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宇山佳佑 / 集英社文芸単行本 (9件のレビュー)
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すにぃ
付けると周りの人達が運命の人と赤い糸で繋がっているのが見える指輪がある。 そして自分の指にも。 みんなに赤い糸が見えていたら最高に幸せな世界になるだろう。 ただ、花耶が不憫だなあと。 あんなに大好き…だった征一の未来を願うなんて。 ただその願いによって、運命の人と結ばれ幸せになる人達に繋がり、そして最後には…。 指輪がつなげる純粋な恋の話。 一番のお気に入りで泣けたのは『#4 わたしを失望させないで』。 【運命の人とは、その人の運命がどんなものであったとしても、一緒に生きたいと思える人のことだ】 【結婚とは、辛いことも嬉しいことも全部ひっくるめて一緒に幸せになろうとする。運命の人と一緒に時を刻み続けることだ】続きを読む
投稿日:2024.03.09
正木 伸城
メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1750353017101271067?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
投稿日:2024.01.25
とみこ
このレビューはネタバレを含みます
運命の赤い糸が可視化できる指輪。 持ち主に行動するきっかけを与え、気づけば次の持ち主へと移っていく。 持ち主となった学生の恋愛は、相手のことで頭が一杯になったり、考えるだけで幸せが溢れる様子がなんとも微笑ましい。 かと思えば、結婚を焦っている女性や、過去のトラウマに縛られ、自信を持てないピアニストなど、大人の女性も登場する。 どれも恋愛の話ではあるが、恋愛を通して自分の大事なものを見つけて行く様子が描かれており、恋愛以外の話の面白さもある。 最終章では、この物語が、花耶が自分が運命の人でないことを信じて、恋人の征一が運命の相手と出会えるまでのお話であったことがわかり、何とも切ない気持ちになる。 それでも、どのお話も終わり方の後味が良く、読んでいて清々しい気持ちになれる一冊だった。
投稿日:2023.11.05
りっくん
読みやすい それぞれがつながり合っている短編集のような感じ 泣ける場面も多々あり好み 宇山さんの次作も楽しみ
投稿日:2023.08.02
ねこ
指輪をつけると赤い糸で結ばれた運命の人がわかる。この指輪にまつわる連作短編集。 設定がちょっと自分より若い人なのか、なかなか感情移入しにくかった(特に前半)けど、キュンとする恋愛小説が好きな人にはおす…すめ。 ♯4わたしを失望させないで が一番好きだった。 それにしても、この指輪って便利すぎる。 付き合う前、結婚する前に運命の人がわかってしまうとは。 ちょっと怖い気もするけど。 続きを読む
投稿日:2023.07.18
hosinotuki
連作短編6篇 第1話のあっけないラストが、次のお話へと指輪で繋がっていく。運命の赤い糸がそれぞれの恋模様にスパイス的な効果を与えている。 第3話の先生に恋する女子高生の友情を描いた「私のものって思って…いいですか?」が良かった。続きを読む
投稿日:2023.07.02
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