【感想】戦火のオートクチュール

佐野広実 / 祥伝社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 青鈍

    青鈍

    シャネル展に去年行ったのもあったので、帯の「祖母の形見は血塗られたシャネルスーツ」の一言で買った
    面白かった、もっとシャネル自身について知りたくなった……!

    投稿日:2023.05.20

  • はいなん

    はいなん

    ヒトラ―が支配する当時の北欧で生きた日本人の父と娘の生き方が強く描かれている。登場人物も個性豊かに書かれておりミステリーと歴史小説を融合させた内容だったが、その側面に描かれている、娘と母そして祖母の間に出来た深い溝が、祖母の生きてきた道を辿る事で少しずつ埋まって行くところがこの小説の主題と感じた。続きを読む

    投稿日:2023.05.16

  • 湖永

    湖永

    フリーライターの結城真理は、母の大学時代の友人である松村弘子に母が古いシャネルスーツを持ち込んで本物かどうか、戦前に作られたものかどうかを調べてほしいと頼まれ、その件を調べにフランスへ行ってほしいと言われる。
    それは、祖母が遺した血に染まったシャネルスーツで、その遺品の謎を解くために母とフランスに赴く。

    そこで知ったことは、若かりし祖母と曽祖父のこと。
    祖母は、外務省書記官の娘としてナチ占領下のパリにいて、ココ・シャネルと出会っていた。

    大戦末期と現代を交互に物語は進む。
    謎と驚愕の繰り返しの連続である。
    祖母・母・娘の三代系譜の物語だが、それぞれ仕事に生き、芯の強い女性であることがわかる。
    そして共通するのはシャネルもそうであったのだろう。
    祖母が遺したのが血に染まったシャネルスーツであったこと…それは、娘に、孫に、語りたいことがあるという隠された事実だったのかもしれない。

    母娘がけっして仲良くわかり合える間柄ではなかっただけになおさら切なさが尾をひく。


    続きを読む

    投稿日:2023.04.21

  • kirakira30

    kirakira30

    「祖母が遺したのは、血に染まったシャネルスーツだった。」
    そこから始まる祖母、千代の痕跡をたどる旅。外交官の仕事は、戦争を回避するために交渉に力を注ぐこと。今、果たして外交官たちは、そのために動いているのだろうかということを考える。時代に翻弄された女性たち。ココシャネルという人物を知りたくなった。続きを読む

    投稿日:2023.03.24

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