【感想】バーニング・シーズン

サラ・パレツキー, 山本やよい / ハヤカワ・ミステリ文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • fattycatlover

    fattycatlover

    このレビューはネタバレを含みます

    探偵ウォーショースキーの6作目。

    今回は、父の妹、一家の鼻つまみ者がヴィクを事件に巻き込む。
    住んでいた高齢者・浮浪者のためのホテルから焼き出されて、
    ヴィクの住まいにやってくる。
    友達の選挙活動に参加したことと相まって、
    シカゴの建築業界の闇に首をつっこむことになる。

    すべからく女探偵に近づくには男性には注意しろ。
    別の女探偵1作目の衝撃的なラストを読んでしまったからには、
    そう肝に銘じざるをえない。
    それゆえ、父の元親友ボビー警部補の秘蔵っ子で
    ヴィクの相手にもお墨付きだった刑事が裏切り者だったことには、
    それほど驚きはなかった。
    それよりもヴィクがそう訴えたのに、
    警部補が信じなかったことの方が驚きだった。
    だからこそ、最後に父の遺品の警察バッジを渡したところは感動的だった。

    それにしても、階下の老人をまたもや事件に巻き込んで、
    もはや相棒といっても良いのでは?

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    投稿日:2021.04.13

  • kattebooks

    kattebooks

    自身の親戚などを相手にすることが多かったウォーショースキーですが、この作品では、ついに犯罪小説定番の警察の不正に切り込んでいます。ウォーショースキー一流のドタバタ劇なので、何でそうなるのかわかりにくく感じることもありますが、やっぱりねぇ、犯罪小説で警察(の不正)を相手にしなければならないというのは、定番ですもんね。中々、面白いです。続きを読む

    投稿日:2016.05.03

  • km

    km

    このレビューはネタバレを含みます

    V.I.ウォーショースキーシリーズ第六作目。

    訳者あとがきにもあるが、主人公の女探偵が身近な人や親戚がからむ事件に巻き込まれて行くパターンが多い。

    本作はアメリカの警察組織って本当にこんなに頼りにならないの?と思ってしまう。

    東野圭吾がミステリーを分析する本があるが、読者を驚かせる最終パターンに近い。

    それにしても、アメリカという国はこんなにフリーなのかと感じられずにいられない。

    六作目で主人公は何人と?と感じてはいけないのだろうか。

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    投稿日:2012.03.30

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