【感想】HGに恋するふたり(6)

工藤マコト, 矢立肇・富野由悠季 / 角川コミックス・エース
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • タカツテム

    タカツテム

    表紙に見慣れぬ子が居るものだから、前巻に登場した男子生徒に引き続き新キャラか?と思っていただけに内容を読んで仰天……
    あれは予想できないって…


    会社関係の人に趣味を知られたとなると焦る大人は意外と居るもので。神崎はそのタイプだった模様
    けど神崎を知るらしいスバルに知った秘密をどうこうしようという気が無かったのは不幸中の幸いか
    それでも神崎としては気が気でない

    けど、趣味人はその分野が堪らなく好きだから趣味人となるわけで
    ガンダムの話やガンプラ作りをしている内にそういった懸念が消えて普通に楽しんでいる様子は良いね

    そうして蟠りが消えたかと思えただけにスバルの正体があっさり提示された瞬間には本当に驚いてしまったよ。ギャップが有るにも程があるだろうに!
    そこで根掘り葉掘り聞かず、場を回すトークを繋げようとする神崎は社会人として流石だよ…
    同様にスバルの性別を全く気にしない桃香のざっくばらんとした態度も好印象

    趣味を楽しもうとする時間に人の事情がどうのと言うのは余計な話。スバルも無用に自分を語らずに済むからガンプラ作りに夢中になれる
    それは他の面々も似たような認識だったのは面白いね。普段属する社会集団とは異なる「もう一つの自分の居場所」だから気張らず肩肘張らずに居られる
    そしてスバルが男装を混ぜた格好になってデュナメスを作り上げる様は一つの殻を破れたのだと感じられるものだったよ


    神崎は既に社会人だから時間経過によって環境が激変するなんて基本的にないけれど、まだ学生の宇宙達は受験という大きすぎるイベントが控えているわけで
    ここで宇宙の進路選択に妙な雰囲気が漂いだすとは思わなかったな。そういう事は迷わず選択するものかと思っていたけど…
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    投稿日:2023.04.25

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