【感想】身体動作解体新書 現象を本質的に分解してパフォーマンスを上げる

この本もまぁ中々癖のあるユニークな本です。
こんな本読む人いるんだろうか…、
というマニアックなテーマですが、
体の動かし方の構造（仕組み）を学んでみたい自分には
ピッタリの本でした。

体の動かし方…を著者は丁寧に言語化することにチャレンジしていて、
「ナルホド！」とか「確かに！」というシーンがたくさん出てきます。
人の動きをここまで分解して、各パーツの内、
どこが原因でその動きができないのか？を考えるのは、
確かに有効だと思われますし、
指導者の立場として理解しておきたい概念だと思います。

しかし、難しいのが、この本を読んだだけでは
実践するのが難しいのではないか、ということでしょうか。
でも、ベースの理論としてこの考えを知った上で、
実際のシーン（例えば、ある選手がある動作をできないときに、
何が原因なのかを考え、その解決策をアドバイスすること）について
考えてみることは大事だと思います。続きを読む