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宮城谷昌光 / 文春e-book (13件のレビュー)
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福井智紀
三国志に登場する名脇役たちについて、先に出た『魏』編に続いて、ここでも7名の人物を紹介している。取り上げているのは、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)、諸葛亮(しょかつりょう)、趙雲(ちょううん)、李恢…(りかい)、王平(おうへい)、韓禕(ひい)、であった。もちろん、その中では劉備について触れられた箇所もあった。続きを読む
投稿日:2024.05.07
ホトケ
正史ベースで三国志を描いた列伝の蜀編。吉川英治三国志から入った身としては分かりやすい人選である。劉備のしぶとさ不気味さとでもいう発想と行動が読み取れる。曹操に劣らず人事登用に関してこの人もハズレがなく…やはり英雄といえよう。 ほぼ文盲ながらも馬謖の誤りを指摘して行動した王平やたぶん瞬間記憶力を持つ天才でありながら治世を保った費禕はまさに名臣。諸葛亮のところを読むと曹操の徐州虐殺がやはり失敗だった事が分かる。 関羽や張飛は演義の大活躍に比べると地味な気もするが正史にもある単身で大将の首を取った関羽、橋で曹操の大軍を一喝して退かせた張飛の特級的殊勲は凄い。関羽は曹操からの高評価、劉備嫌いの程昱も関羽張飛は兵一万に相当するという評価、周瑜の関羽張飛がいれば平定を成し遂げられる(正確な台詞は忘れた)という発言からも2人の欠点はともかく凄さは色褪せないと思われる。続きを読む
投稿日:2024.03.03
haru
初めて三国志の小説を読んでこんな感じなんだなということがわかりました。三国志も読んでみていいけど僕はやはり戦国(日本史)がいいなと思いました。【小5】
投稿日:2023.10.06
稲石浩司
このレビューはネタバレを含みます
後漢編、魏編に続く第三弾。 関羽、張飛、諸葛亮、趙雲、李恢、王平、費禕が語られています。 前四者は三国志を多少知っている人ならご存知の人物ですが、後の三者は自分も良く覚えていませんでした。 それぞれ短編なので、ウィキ的なお話になるのは仕方がないが、著者の感想がちらりと入っているようなのが印象的です。 没年を調べてみると、関羽:220年、張飛:221年、諸葛亮234年、趙雲:229年、李恢:231年、王平:248年、費禕:253年とあり、自分が知っている三国志が劉備の死までで、その後はエピソード的に覚えていただけだったのかと思いました。 次は呉編かな?
投稿日:2023.08.24
1080magic
吉川英治から横山光輝マンガに入っているので、曹操の魏に対する蜀と呉連合という人物像だったので、ここでは悪役の孫権かな、やや違和感があった。まあ小説だから。エピソードは、たとえば関羽張飛の死もさらっと簡…単に書きすぎかな。物足りなかった。続きを読む
投稿日:2023.07.21
いのすけ
久しぶりの三国志ものと宮城谷昌光さんの著作。やっぱりおもしろい。 中国古代史のおもしろさは宮城谷昌光さんの「太公望」を読んで知った。 そのあと、「史記」「春秋左氏伝」などを読み漁り、年表まがいのものを作ったなあ。 三国志はその前から読んでいたけど、宮城谷さんの書物を読んでより深まったように思います。 関羽、張飛、趙雲、諸葛亮。。。 その他にも懐かしい名前がたくさん。徐庶、馬謖、馬超、魏延・・・ああキリがない。 楽しかったです。
投稿日:2023.07.15
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