【感想】住宅営業マンぺこぺこ日記

屋敷康蔵 / 三五館シンシャ
(39件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kato

    kato

     住宅営業マンが日々、何を考え、どんな事をしているかを垣間見せてくれる本。
     契約を取れるか?を最も気にしており、それにまつわる話が多い。また同程度お客からのクレームに関する話も多い。これは、筆者が住宅営業時代を振り返って執筆した際、それだけ心に残ったこと(=辛く記憶に定着したこと)の表れかなと思った。

     本書の最後で、筆者は住宅営業を退社している。帰宅後も鳴り止まない社用携帯からのストレスが離職を決めた一因としている。住宅営業を離職後は、ローンの残る自宅を手放してアパートに住み替え、小さな会社を起こして以前より幸せを感じて過ごしているそう。
     人は環境に慣れるもの。少々の生活水準の低下は慣れて許容できる。一方で対人からの負荷はストレスが強く、幸せに暮らすためには一番に重視すべき環境要因かなと思った。自身の身の振る舞いを考える際に参考になると思う。
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    投稿日:2024.05.09

  • のんのん

    のんのん

     いつかこのシリーズ読んでみたくて手に取った最初の1冊。


     休みも取らず、分刻みで働くトップ営業マンの死。


     親睦会という名の拘束。

    上部と現場との温度差。

     隣に家が立つのが嫌で、土地を事故物件だとデマを言う隣人。

     開運グッズ満載の机に座り、契約するかどうかは頭の上に白いモヤがかかるかどうかで決まるというおばちゃん営業職員。でも営業成績はトップ。

     宝くじなんて買う気ないけど、信じないから、当たらないと言われる。

     いや、信じても確率的に当たらないから。

     最後に著者の方が会社を辞め、人間らしい幸せと生活を取り戻したことで、胸をなで下ろす。

     計画しても。「まさか」はあるよね。



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    投稿日:2024.04.27

  • nyabii

    nyabii

    住宅は人生で大きな買い物。住宅営業はそんなプレッシャーがありながらもノルマ達成に勤しむ姿に頭が下がる。

    投稿日:2024.03.30

  • こうじのすけ

    こうじのすけ

    初めて読んだ職業日記シリーズ。
    すごくおもしろかったです。漫画のようにスラスラ読める。
    住宅営業マンではないし、ブラック環境での営業マンではないけど、営業をやった人なら分かる感覚がたくさんありました。
    きょうもどこかで営業マンが胃をキリキリしているんだろうな。
    私は営業マンの気持ちが分かるからこそ、良いお客さんになってしまう傾向がある。
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    投稿日:2023.11.27

  • ゼログラ

    ゼログラ

    住宅営業は年齢職歴問わず、で募集しているのは離職率が高くて人手不足だからというくだりが印象的。
    求人の未経験者歓迎、というのはハズレ求人の可能性が高そうだなあと思った。

    投稿日:2023.10.15

  • 凪

    タイトルのポップさとは裏腹に、中小住宅メーカーの鬱屈とした日常が赤裸々に描かれています。

    「一生に一度の買い物」の現場でお客や同僚に振り回される筆者に同情しつつも、その様子がとてもユーモラスに描かれているためか、内容の割には気楽に読むことができました。

    私も住宅展示場の前を通る時がありますが、そこに立つ営業マンの方の笑顔の裏には、こんな悲哀と苦労があるのかと複雑な気持ちになってしまいますね。

    日記とありますが、住宅業界の裏側を覗ける実用書的な側面もあるので、建売購入を考えている方は一読の価値ありです。
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    投稿日:2023.10.02

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