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天祢涼 / 光文社 (43件のレビュー)
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総合評価:
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suzuka
このレビューはネタバレを含みます
守矢千弦のもとに同じ大学に通う玲奈から相談したいというLINEが届いていた。 気づいた時すでに彼女は殺されていた。 小学校の時の仲良し、その後引越で疎遠になり、大学で再開したという微妙な友人関係。 その友人のために、にわか探偵するのかな。かなり強引なスタート。 大学の同級生、教授なども現れるがひと癖も二癖もある人ばかり。 千弦が最後まで鼻についてしまい、残念ながらあまり楽しめず。
投稿日:2024.05.20
どんからす
千弦の自問自答に、色んな感情をかき乱されました。 天祢さんの作品を、私はいつも他人事のフィクションだからと楽しんでいる。 貧困や暴力、いじめ、コロナ禍、引きこもりと、天祢さんの書く社会問題を読んできました。 私は地獄を体験したことがないから、登場人物の苦しみを想像するしかできなくて……共感はしても、自分も同じようになるかも、なんて考えたこともなかった。 だからといって千弦が手を差し伸べる際に考えが至らなかったことを、そんなに悲観しなくてもいいのに、と思いました。 きっとそこまで想像して行動したなら、千弦自身が疲弊してしまうのに。 自分の力だけではどうにもならないことがある、と意識に留めておくことが、ひとりで闇の中にいる誰かの救いになっていてほしい。
投稿日:2024.04.23
あやたか
私の求めていた天祢涼作品はまさにコレ。 途中から抱いていた違和感を最後に全て解消してくれるうえに待ち受けているどんでん返し。 書風が「ある閉ざされた雪の山荘で」東野圭吾作や「アクロイド殺し」アガサ・…クリスティ作に似ていると感じた。 続きを読む
投稿日:2024.04.17
クリエイターY
読者の期待感や好奇心を途切れさせることなく、次々と新しい事実が分かっていく展開に目が離せませんでした。 また、就職活動や将来のお金に関する若者の悩みもリアルに描かれており、若者にとって共感しながら、そして自分も少し落ち込みながら読み進めることができます。同時に、「自分もこんな偏見で物を見てしまっているところがあるかも…」という反省を感じました。 主人公が事件の真相に迫っていきますが、どちらかと言うと事件に関係する周りの人間に共感してしまう作品でしたね。
投稿日:2024.04.16
cocoa612
最初から犯人がわかってて同期とかどうやって殺したか?を解明していくストーリーかと思ったら違った! なんかドラマのあなたの番ですみたいな、え?今までいなかったよね、みたいな真犯人だった。 葛葉先生普通にほんとにいい人(と一概には言えないけど)だったのか。 兄が怪しすぎた。 あと、ミス研の同級生が主人公好きってみんな思ってたの全員見る目なさすぎない? 途中までストーリーは面白かったけど最後に今までいなかった人が出てきて微妙だった
投稿日:2023.12.24
しんた
思わず涙がこぼれた。 前半部こそありがちな殺人ミステリかと読み進めていると中盤から反転、物語は我々に牙を剥いてくる。 我々は騙されてはいないか。SNSやメディアの垂れ流す情報に惑わされ、それを鵜呑みに…するよう命じられてはいないか。 タイトルにある「闇の中」、これが実に良い。重たいが、現代を生きる者として読んで良かったと思えた。続きを読む
投稿日:2023.11.19
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