【感想】冒険の書 AI時代のアンラーニング

孫 泰蔵, あけたらしろめ / 日経BP
(101件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
25
33
24
8
0

ブクログレビュー

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  • smyle(スまイル)

    smyle(スまイル)

    「教育はなんのためにあるのか」
    「学校の存在意義はどこにあるのか」

    ・興味のないことや好きでもないことを
    学ぶ意味って何だろう。
    ・今の学校のシステムって、運営の効率を
    優先しているから?果たしてそうだろうか。
    ・あたりまえの根っこにある不安や強迫観念
    ・学校は学びを「教わる」という受け身のものに、
    子どもを消費者に仕立て上げている。
    ・学校を悪しきものとしているのは、技能訓練と
    人間形成を無理やり統合しているから。
    ・子どもたちを今の社会に合わせられるように
    するのではなく、子どもたちが
    現状を変えていけるようにすること。
    ・変えなければいけないのは
    学校に対して求めているものや意識である。

    ただ言われたことに従うだけの人間は
    育てたくない。
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    投稿日:2024.05.03

  • もらっち

    もらっち

    このレビューはネタバレを含みます

    AIの発展に伴い、社会が大きく変化する現代において、固定概念を手放し、新しい視点を得る「アンラーニング」という学びを提唱しています。

    本書は、以下の3つを中心に構成されている。
    問いからはじめる: 答えありきの学びではなく、自ら問いを立て、探求することが重要。
    遊びの要素を取り入れる: 楽しみながら学ぶことで、創造性や主体性が育つ。
    偉人との対話: 歴史上の人物との対話の中で、多様な視点を獲得している。

    AI時代における学び方
    AIは、膨大な量の情報を処理し分析することができる。しかし、真の知性や創造性は、人間だけが持つものである。本書では、AIに頼りすぎず、自ら考え、使いこなし、行動することの重要性が述べられている。

    まとめ
    本社は、AI時代における学び方について考えさせてくれる一冊である。自ら問いを立て、探求することの大切さを認識し、自分らしい人生を歩むためのヒントを得ることができたと思う。

    あと、どこか懐かしいイラストがよい感じ。

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    投稿日:2024.04.27

  • サイパソ

    サイパソ

    このレビューはネタバレを含みます

    信じてやまない常識を、優しく紐解いてくれる一冊だった。
    【”他人や事”を変えようとするのではなく、”自分の行動”を変える事で、他人も世界も変えられる】と訴えられている気がする。

    以下、メモ。

    ・評価するのではなく、発想そのものやプロセス全体を愛でる「感謝と尊敬」を向けよ
    →これが励みとなって生まれた新たな挑戦が、さらなる感謝と尊敬、多様性を認め合う社会になる 

    ・自立=自分のできる/できないを明確にした上で、依存先を「増やせる」事である

    ・「〜ねばならない」に従うのは思考停止の表れ、以下を意識的に考え続ける
    →「自分は本当はやりたかったのか?やりたくなかったのか?それはなぜか?」
    →「では、自分は本当は何がやりたいのか?なぜそれをやりたいと思っているのか?」 

    ・アンラーニングの姿勢を持て
    →身につけてきた価値観や常識を捨て去り、改めて根本から問い直し、学び直す
    →「そもそもどうして〜なんだ?」「問いに対する行動」「新たに発生した疑問〜行動」が複雑な問題解決に寄与する

    ・興味が赴くままに行動せよ
    →能力主義によって、「能力を高めれば、良い結果が出やすくなる、良い結果が出そうなら行動してみよう」と保守的になってしまった

    ・無意識に生じるバイアスを排除せよ
    →健常者・障害者、大人・子供という境目があり、後者は弱き者として扱い助けてあげよう
    →「社会には色んな個性を持った人がいて、それぞれちゃんと自立している」という前提持て

    ・世界は変えられる=まず自分自身が変わり、相手への変化の連鎖を起こした結果実現しうる
    →対話の相手の知性を心から信じ、自分の中にある常識を捨て去り、相手の息遣いや体温まで感じられる時、既に自分は変わっている

    ・死にたくないのは、「自分が生きた証を”完成形”で遺したい」と思っているから
    →いつまで経っても「準備が終わってない」と思い、死を恐れている
    →そもそも完成した何かではなく、「勇ましい高尚なる生涯」さえ残せば良いと思えば、毎日を必死に生きられるのではないか?

    ・最も身につけるべきものは、「学習へと向かう姿勢や良い習慣」である
    →そのために興味や好奇心を刺激せよ
    →2度と思い出さないような教えを押し付けてら、ただ受け身になり学習しなくなる

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    投稿日:2024.04.14

  • たむくん

    たむくん

    教育を始め学校のあり方について、歴史的な考え方から紐解き、本来の姿を問う内容。
    大人と子ども、遊びと仕事(勉強)を分けた結果、興味が失せ、つまらなくなったとのことには共感。歴史上そのような仕組みにするしかなかった背景はあり、現代にはそぐわない事も。ただその仕組みの上に社会が成り立ち、強固になった仕組みが変えられていない。
    社会は変えられる、自分を変えるための教育、いつからでも学び直せるアンラーニングなど、これからの時代に即した教育になればいいなと。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.14

  • sou (08thse)

    sou (08thse)

    たぶん、読者によってかなり異なった視点での発見や気付きがある本…な気がします。

    わたしは先生や教授など純粋な教育者の立場では無いですが、次世代育成などの視点でも得られるものはたくさんあったと感じています。続きを読む

    投稿日:2024.04.06

  • shinya

    shinya

    教育の歴史的な変遷を通して、学び直しの重要性が理解できた。
    常識、当たり前に思っていることをまず疑うこと。

    投稿日:2024.03.24

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