【感想】うちの父が運転をやめません

垣谷美雨 / 角川文庫
(43件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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8
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ブクログレビュー

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  • m

    m

    タイトル通りの本でラストが綺麗にまとまっているのは小説ならでは。でも、案外現実もそうなのかもしれない。落とし所を見つけ、よく話し合い、その時が来る前から決断して準備を始めないと、と、田舎を持つ人間からすると心がザワザワする本でした。
    宮崎本大賞を受賞しているようです。
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    投稿日:2024.03.27

  • pocosuke

    pocosuke

    都会と田舎は違う。比較して想像はできるけれど、本当のところは体験しなければ分からない。
    主人公・雅史の行動を通して、それぞれの不自由・窮屈さ、そして良い所の繊細な部分までをありありと感じました。
    目に浮かぶ情景も多く、終始楽しく読めました。
    垣谷さんの本は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいと思います。
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    投稿日:2024.03.26

  • tmk178

    tmk178

    面白かった!
    最後どうなるんだろう、と思ったけどこれはこれで大団円では……?

    うちも地方都市だけど、なんだかんだで徒歩圏内に地下鉄の駅もバスの駅もあって、スーパーもコンビニも徒歩圏内にたくさんある。
    車がないことが、不便ではあるけど、過ごせないほどじゃない。

    とはいえ。
    母が後期高齢者になり、今回の免許更新を機に返納してもらった。
    送り迎えとか大変になるけど、それより事故が心配。年配の人はタクシーももったいながるし、そもそもタクシーも人手不足だし。
    そんなこんなで色々もやることもあってこれを読んですごくスッキリした!
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    投稿日:2024.02.24

  • haji07-2024

    haji07-2024

    02月-08。3.0点。
    80歳近い父親、田舎に住み運転を継続。共働きで高校生の息子とのコミュニケーションにも苦労する中、父子で田舎へ。父親に運転をやめるよう説得していくが。。。

    面白い。コミカルな表紙だが、結構しっかりした内容。続きを読む

    投稿日:2024.02.16

  • トット卿

    トット卿

    読みやすかった。
    どこの家庭にもある問題と、どこの地方も抱えてる問題をテーマにしていて、他人事とは思えずページが進んだ。
    政治家の体たらくを鑑みると国に抜本的な解決を期待することは出来ずこの本のような行動を取る人が必要になってくるのだろうか。続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • asw

    asw

    高齢者の運転による自動車事故が増加している。本書は、田舎住まいで運転を止めようとしない父を心配した息子が、都会で働く人生に虚しさを感じ始めたことから、新たな人生に挑戦する話である。
    小説だが、どこの家庭にもアルアルな状況で、リアルな設定となっている。我が家も父に運転を止めるよう説得し、母がどこへでも送ることを条件に75歳で運転免許を返納した経緯がある。
    車の運転に代わる交通手段があればいいという問題でもない。運転が行動の自由そのものであり、田舎では男のプライドの源なのだそうだ。分かる気がする。運転をしなければ他人を殺める危険は無くなるが、外出をしなくなり、認知機能や身体能力が衰える傾向にあるらしい。
    50代の息子は、ミッドライフクライシスを迎え、残業が多い東京での仕事に疑問を抱く。一人息子の成長過程にあまり関わってこれなかったという反省もあり、人生を見直すことになる。
    いろいろ考えさせられた。
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    投稿日:2024.01.29

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