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大石直紀 / 光文社文庫 (4件のレビュー)
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masa1211
初めましての作家さん。 タイトルに惹かれて読みました。 藤田嗣治の生涯を小説にした?位の感覚で読み始めましたが 内容は全く違うもの。 戦争によって 誰も彼も 人生が狂ってしまい 悲惨で涙です。 これは… 物語だけど 現実もこういう事ってあったんだろうなと思いました。 そんな中 藤田嗣治さんの 実際存在するノルマンディーの春 が印象深い場面で出て来て 更に本人迄。(もちろんフィクション) 藤田嗣治さんの絵は何度か観た事あるけど ノルマンディーの春他 戦争画 藤田嗣治さん 検索して いろいろ知るきっかけにもなりました。 このお話の中 唯一幸せだったのは すみれちゃんだったのかな 続きを読む
投稿日:2024.02.13
Jake
どうしようもなく酷い話だけど、藤田嗣治画伯のノルマンディの春と彼の絶妙なタイミングでの登場がその酷い現実を儚くも美しくも哀しくもさせている。ノルマンディの春を京都に見にいきたくなった。
投稿日:2023.10.21
maomao
戦時を生き抜いたすれ違う男女の人生を、藤田嗣治作の絵画「ノルマンディーの春」ととも描いた作品。 懸命に生きた人たちが、視点を変えながら描かれています。 愛する人との未来を希望に戦争を生き抜いた昇治。…昇治と結婚の約束をしたさゆり。さゆりの妹・文乃。さゆりの娘・芳子。 それぞれが厳しい現実を生き抜くため心の支えとした「お守り」、戦争が変えてしまった人生を垣間見た気がします。 もの悲しい気持ち、ままならない人生について思いを馳せながら読み終えました。 昇治の元妻・明日香さんの行動力がすごかった。 「ノルマンディーの春」いつか見に行ってみたいと思います。続きを読む
投稿日:2023.10.14
1557541番目の読書家
このレビューはネタバレを含みます
過去と現在が行き来する物語が好きなので、とても楽しく読めた。フジタの絵見に行きたいな。 明日香の行動力には驚く。さいごの絵はどんなに素敵だっただろう。 天国でも昇治、さゆり、文乃、明日香が幸せでありますように。
投稿日:2023.03.10
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