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島薗進 / 岩波新書 (2件のレビュー)
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reso100
統一教会関連のトピックを丹念に詳細にまとめた好著だと思う.自民党と統一教会の関係に関してはこれまで読んできた内容と特に異なることはなかったが、創価学会・公明党の歴史や立場の解説は圃場に面白かった.時に…参考になったのはフランスの状況を記載している第4章だ.良心の自由と礼拝の自由と保障するライシテの原則を堅持している国で、反セクト法がどのような過程で成立し、どのように運用されているかが述べられている.セクトのとりあえずの定義として「何らかの正統の観念が存在する多かれ少なかれ集権的な社会において、異端的な社会的行動によって公共の秩序や個人の生存を脅かすと問題視されうる組織」を挙げているが、法案自体にセクトの定義はない由.政教分離体制を考慮した措置だとの解説があったが、フランスの空気の一部に触れた感じがした.簡単に統一教会を褒め上げる文言を送る自民党の輩にぜひ読んでもらいたい本だと感じた.続きを読む
投稿日:2023.09.01
い
大学4教授陣の寄稿集。 大学の退屈なテキストそのものの文章で頭に入らなかった。講義と一緒に読まないと内容が入ってこないだろう。 序章…公共空間における宗教の位置/島薗進 一章…統一教会による被害とそ…れを産んだ要因/島薗進 二章…統一教会と政府・自民党の癒着/中野昌宏 三章…自公連立政権と創価学会/中野毅 四章…フランスのライシテとセクト規制/伊達聖伸 五章…アメリカー政教分離国家と宗教的市民/佐藤清子 終章…統一教会問題と公共空間の危機/島薗進 続きを読む
投稿日:2023.04.11
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