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コーマック・マッカーシー, 黒原敏行 / ハヤカワepi文庫 (31件のレビュー)
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総合評価:
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dai-4
追悼。なので評価はプラス☆1つ。ってことは実際の評点は…。ちなみに積読状態にあったものをこの機会に、ということで。”ザ・ロード”がとても面白かったから、きっと本作もと思ってたけど、なんともかんとも。一…風変わった道程を、ただひたすらに描くという点では、両作は似ているとも言えるんだけど、なぜかこちらは辛かった。ひたすらandで繋がれる地の文、著者の特徴として評価されているみたいだけど、個人的にはこの手法、好きじゃないです。読みにくさしか覚えないし、結果、読み流しになってしまう。ストーリーが面白ければまだしも、展開もいまひとつ。本作は三部作の第一部みたいだけど、続きは読まないです。続きを読む
投稿日:2023.07.18
のっぴ
祖父が死に、愛する牧場が人手に売られることになった。16歳のジョン・グレイディ・コールは、愛馬を連れてメキシコへ越境する。相棒のロリンズと共に。途中、年下の少年、ブレヴィンズも加わる。メキシコの牧場に…たどり着き、馬に囲まれて働き始める流れは、とても楽しそうだった。主人公の強烈な疎外感と孤独が描かれているような気がする。続きを読む
投稿日:2023.04.18
ゆ
このレビューはネタバレを含みます
死んだじいちゃんの牧場に行くかとおもったけどそうじゃなかったな。 ・馬はよくついてきたな 少年ってこんな逞しいんだ ・ハイウェイを馬でって? ・刑務所でナイフが無事に届くかはらはら ・アレハンドラ? ・コインの鋳造の話 ・最後つれて旅した警察署長って悪いやつのボスだった? ・馬をもとの持ち主に返しに最後いってたけどみつかるかな。 ・裁判所の検事さんが、わかってくれた ・学校行ってる年齢? ・プレヴェンスなんで殺された? ・砂漠の赤土の描写が荒涼としてた ・一文が長すぎ。
投稿日:2023.03.15
figo2011
テキサスからメキシコへ、美しい景色を親友と美しい馬で行く。親友、仲間、恋人、別れと、殺伐とした世の中を淡々と描き、引き込まれた。 読み応えありました。
投稿日:2021.10.17
はんぺん
1949年、テキサスに住む16歳のジョン・グレイディ・コールの祖父が亡くなった。ジョンの両親は離婚していて、母親は祖父の牧場を継がないため愛する牧場は失われてしまう。そこで、ジョンは親友のレイシー・ロ…リンズとともに家を出る。二人は馬を追う生活を夢見、メキシコへ越境する。星の下尾根伝いの旅を続け、厄介者の少年ブレヴィンズと知り合いつつ、やがてとある牧場に調教師としてもぐりこむ。 _________________ 風景描写が優れている。地の文は長めで読みにくいほどに修飾的だが、メキシコ~テキサスの大地の雄大さを幻想的に描写している。 会話文では括弧を使わない主義らしい。誰の発言なのかたまにわからなくなった。 主人公の馬に対する愛を強く感じさせる描写が多い。 ロリンズとの友情というか、絆の強さが強すぎて感動する。友情の物語といっても良いと思う。刑務所で背中合わせに闘う、とか。会話もシンプルで大好き。 ロリンズもグレイディもサバイバル技術すごすぎ。 ロリンズは脇役感にあふれているが、逆にジョン・グレイディ・コールの主人公としての万能感がすごい。芯が通っている口数少ない男という感じでかっこいいとは思います。スペイン語が話せるのもかっこいい。 ロリンズ、外につばを吐きすぎ。 農民がみんな会釈したり挨拶してきたり、ご飯を食べさせてくれたり、泊めてくれたり優しい人たちが多いのは、主人公たちがアメリカ人だからなのだろうか。それとも田舎はやはり人が優しいということなのか。 ブレヴィンズの言っていた「代々雷に呪われている」という話が気になる。ブレヴィンズは本当は頭がおかしかっただけなのだろうか。 ジョン・グレイディ・コールが突然父が死んだことを悟ったのはいったいなぜだったのか。 あとがきによると、続編があるんですね。映画もあるようだ。この小説は映像化向きだと思うし、読んだらメキシコの自然や馬、食べ物を見てみたくなる。続きを読む
投稿日:2020.09.23
scaramouche
コーマック・マッカーシーの描く、国境3部作の第1作目。祖父が亡くなって、牧場が人手に渡ることとなってしまい、馬を愛する少年ジョン・グレイディ・コールは、相棒のレイシー・ロリンズとともにテキサスを出てメキシコへ向かう。 マッカーシーの技巧的ながら硬質な文体が、貧困と血と暴力の光景の中で、自然とそこにすむ生き物たちの美しさ、人間存在の確かさと不可解さ、友情の輝き、恋の激しさ、そして悲しさを描き出す。 原題は『All the Pretty Horses』。すべての馬が“Beautiful”でなく“Pretty”――強い印象を与えない好ましさ――であるのは、文中にあるように「馬という生き物は全体でひとつの魂を共有しており一頭一頭の生命はすべての馬たちをもとにしていずれ死すべきものとして作られ」るために「仮に一頭馬の魂を理解したならあらゆる馬を理解したことになる」という考え方のためかもしれないし、あるいは主人公が心から馬を愛しながらも、決して馬と同一化をはかったり神格化したりしない、孤独で高潔な魂の持ち主であるからかもしれない。
投稿日:2019.03.28
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