新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
影崎由那, 川獺右端, 村上ゆいち / アース・スターコミックス (1件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
タカツテム
相撲技で岩を投げて砦の正門を破壊する行為にそれ程驚かなくなっていたら、次々とこちらの常識を破壊するような展開が繰り出されるものだから、良い意味で笑ってしまったよ ていうか、そのせいで味方陣営に女神が混…じっていたという驚き要素が全く目立たないというね 大きな驚きの前では小さな驚きなんて価値を失うよね…… 第1巻では堂々と婚約破棄を突きつけていたジョナス王子。11話では早くも見る影も無く… 悪役令嬢が相撲に目覚めて、反王子勢力を纏め上げていくなんて誰も予想できないから仕方ないのだけど 反するように意気を上げていくのがアルヴィ王、リジーとフローチェ率いる国王軍。民衆が彼らに熱狂するのも納得できるという程に勢いが違う それでも王城に籠もられては手を出すのは難しいわけで ……だからって国技館を召喚するなんて一欠片も想像できなかったよ!無茶苦茶にも程があるだろうに(笑) 城は城の意味を失い、民衆は誰に仕えるか明白にしている。もはや勝敗は決まった状態なのだけど、そこで誰もが納得できる決着をつける為に相撲を取ろうという流れは良いね ま、相撲の為に鍛えてきたリジー達にジョナス達が勝てる道理など無いのだけど だからここで求められるのは技で勝つのではなく、魂で勝つこと リジーは愛する兄に言葉を尽くし、ジョナスは心に溜めていた鬱屈を吐き出した クリフトンはフローチェ部屋で弱いという事実を持つが故に、ヤロミーラに自身の弱さを突きつけられた そしてフローチェとエアハルトの取り組みは彼が纏う偽りと虚構の鎧を取り去るものになったね 原作ゲームでは愛によって取り払われたエアハルトの高慢。それがフローチェの底知れない高潔さ溢れる相撲によって取り払われていくのは凄い 最終的に敵対していた者達が清々しい表情になり、揃って国家を歌う様子は大団円と言えるものだね 悪役令嬢が相撲に目覚めるなんてどう考えてもトンデモ展開だし、その相撲に様々な付与効果が存在する時点でもはや読者の想像を振り切っているのだけど、終わってみれば綺麗に収まった感もある本作 時にはそのテンションについていけない時も有ったけど、意外と楽しめた作品となったかな続きを読む
投稿日:2023.01.17
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。