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竹本健治 / 光文社文庫 (5件のレビュー)
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花嵐
牧場智久を探偵役としたシリーズの一つ。今作はだいぶ学園ラブコメにユーモアが散りばめられている。事件は三つ起こっているがどれも派手で華美な事件。動機はどれもありふれた感じだけれど行ったトリックは大胆とい…う感じかな。本作は竹本健治さんの作品の中ではちょっと異色に感じられたがその理由はあとがきに書いてある通りなんだろうな。続きを読む
投稿日:2019.10.05
えり
「涙香迷宮」を読み、久々に牧場君と類ちゃんの話が読みたくなった。ちょうど未読だった雑役シリーズが文庫で再販されたので購入。 類ちゃんに憧れる後輩の海人君の視点なので、何人も人が殺されているというのに…その雰囲気は妙に軽い。 そして知らない人から見た牧場君というのはこんなに得体の知れないよく分からない人物なんだなあ。 殺し方はそれも少し大げさで無理がある部分もあるけれど、フィクションの範囲内と考えれば有り。 本格物なのでトリックや犯人を推理しながら読むのは楽しかった。 ゲーム三部作や類ちゃんのシリーズも読み返したくなる(読んだの二十年前だった…)。続きを読む
投稿日:2017.10.18
あおさわ
ウミヒト君が可愛いです。牧場君のクールすぎない探偵ぶりにライバル心を抱きつつなんか仲良しなのが楽しかった。ミステリーとしても読みやすく面白かったです。シリーズ他も読んでみようかな。
投稿日:2010.11.16
月守青蓮
タイトル惚れ。 作者が四大奇書のひとつを書いている人だというのは知っていたので、どんな作風か知ろうと思って読んでみた。きっと難しい書き方なんだろうな。と。 でも結構すんなり過ぎる位すんなりと読めた。
投稿日:2009.11.12
kauran
初めて読む作家さんで、なんとなくふと手にとった本でしたが、 内容はう~ん・・・という感じでした。 小説というより、探偵マンガを読んでるような感じ。 短編だったというのと、登場人物が高校生というのもある…かと思いますが、 なんだろう・・・浅いかな。 ここにでてくる牧場智久という人物は天才的なIQを持つプロ将棋士なんですが、この人が事件を解決するというシリーズはこの本以前に何作かあるみたいで(それすら知らなかったのですが)、もしかしたらそちらの方が面白いのかなと思いました。 この本でもこの人が最終的に解決するんですが、それまでに事件が起こる高校の生徒がなんだかんだと推理ごっこをするわけで、 これがどうも引っかかる。(苦笑) いるんかな?って・・・。 で、途中で(作品によれば終盤になって)智久さんとやらが出てきてあっという間に解決しちゃう感じで拍子抜けしてしまう。 そして、語り手のウミヒト君とやらが憧れている先輩がまたこの智久さんを慕っているという妙な三角関係的なのもあって、 学園ラブコメにミステリーが入ったみたいな、すべてが中途半端な感じ。 マンガとかで読むとさくっと読めて面白いかなとも思うけど、 ハラハラもしないしドキドキもしないので短編集の割には 読むのに時間がかかってしまいました。 今度は智久さん主のものを読んでみようと思いました。続きを読む
投稿日:2009.10.17
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