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志賀 信夫 / ボイジャー (1件のレビュー)
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[第1章] 「貧困」とは何か――諸概念の整理 貧困理解の前提となることばの整理 貧困概念とは「貧困の意味内容」のこと 貧困の定義とは「貧困と非貧困の区別・境界」を言語化したもの 貧困の…測定とは「貧困の広がりと深刻さの計量」 「格差」「不平等」「貧困」の概念的区別 階層論と階級論 貧困概念は人びとの要求によって拡大してきた 貧困理論の学説史に関する概要説明 [第2章] 絶対的貧困理論 ブースの貧困調査と貧困の捉え方 ブースの調査研究にひそむ「分断と統治の論理」 ラウントリーの貧困研究と貧困調査 「絶対的貧困」の概念 ブースとラウントリーの相違点の整理 「絶対的貧困」から考える現代日本の生活保護 [第3章] 相対的貧困理論 相対的貧困理論の考え方 相対的剝奪概念から定義づけられる貧困 ベヴァリッジ体制の成熟とタウンゼントの貧困理論 タウンゼントの貧困理論 「普通の生活」と「社会参加」 タウンゼントの貧困理論と現在 「相対的剝奪」と「相対的貧困」に関する補足説明 [第4章] 社会的排除理論 社会的排除とは EUの社会政策と「社会的排除/社会的包摂」 「社会的排除」概念が一般化した社会背景 「自由」と「自己決定型社会参加」 「自己決定」を可能にする「自由」 「自由」の実質的広がりを規定する三つの要素 自由獲得の歴史 自由拡大の担い手 「権利の擁護」と「権利の保障」 [第5章] 「自由の欠如」と現代日本の貧困問題 本章の目的 自由の平等と幸福 貧困と差別、および貧困者への差別 権利の有用性および有効性と自己決定の限界性に関する検討 「子どもの貧困」問題 「経済的投資アプローチ」と「Well-beingアプローチ」 普遍主義と脱商品化 社会的包摂と社会参加 [第6章] 階層論的貧困理論と階級論的貧困理論 「あってはならない生活状態」再考 階級論的(資本‐賃労働関係)視点の必要性 失業者対策と相対的過剰人口対策 日本の労働者階級と階級意識の喪失という問題 無所有に対する抵抗続きを読む
投稿日:2022.07.10
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