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原田ひ香 / 光文社文庫 (32件のレビュー)
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総合評価:
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ぴず
内容は暗く湿っているのに、登場人物達の思考は妙に明るくカラリとさえ感じるのがものすごく不気味。色んな意味でドライでなるほどと。 底辺(と言いたくはないけど)にある人々のその日暮らしで先々を見通すことが…出来ず、支援が無ければ墜ちていってしまう描写がリアル しかし誰にも共感できない本を読むのは辛い続きを読む
投稿日:2024.03.09
南澤 柊
いつも原田ひ香さんの、美味しい描写がとても好きで読んでいるのです。今回もどんなかな~と思ったら、驚きました。 DRYは貧困や介護といった社会のいわば歪みのような状況に追い込まれた女性たちの話でした。美…味しい食べ物の描写はなく、カレーを食べるシーンも前後の話から全くもって美味しい匂いのするカレーではありませんでした。 虐待の連鎖や介護による家族の犠牲といった、社会の歪みの犠牲者なのだけど懸命にもがき生きている人たち…。犯罪はいけないけれど、追い込まれると起こしてしまうんじゃないかとリアルなのかもと思いました。続きを読む
投稿日:2024.01.28
読書家いるか
このレビューはネタバレを含みます
書店で見てジャケ買い。 女とお金、貧困。 他人事のようで、身近な話題でもあるなぁ、と思い読んでみることに。 実際にこのような思いを抱えて生きている人は確かに存在する。最初はダメだと分かっていながらも足を踏み入れ抜け出せなくなる心理、共有してしまう秘密、介護に疲れノイローゼのようになってしまう若者。 男に頼らないと生きていけない女、幾つになっても惨め。 同じ女として、これから面倒を見なくてはならない親たちのことも考える。 やっぱり、お金はあったほうが良いし、ギリギリでの生活はいつ破綻するかわからない。 今は大丈夫でも、この先どうなるかなんてわからない、、 だからこそ、若いうちからしっかりとお金のこと、老後のこと、介護のこと、考えておかないといけないと思った。 藍ちゃん、みよちゃん 私も近所に年齢の近い幼馴染がいるから、自然の当てはめて考えてしまう部分もあった。 もし私がこの本のキャッチコピーを書くならば。 「貧困な女が抱える秘密と落ちていく沼」 とかかな? 作者の原田ひ香さん。 割と好きな作家さんかもしれない。
投稿日:2024.01.02
しおり
イヤミスが好きだから、読後感があまりよろしくないのもけっこう好きな感じだった。 三世代にわたる女性の貧困が描かれている。お金がないからこそ心荒むし、言葉遣いも荒いし、暴力もある。意外とこういう暮らしを送っている人身近に沢山いるんだろうな。 あと、タイトルのDRYは心が渇くとかそういう意味だと思ったのに、まさかミイラが関係してるなんて。衝撃的だった。
投稿日:2023.11.12
haji07-2023
11月-06。3.0点。 離婚し、親権も夫に取られた元妻。勤務先にも元夫の義父母がクレームし、クビに。 実家に戻るが、隣家には長年介護をする幼馴染みがいて。。。 暗い物語。でもあり得なくも無い。
投稿日:2023.11.09
ぽっぽ
終始暗く、重い内容だった。介護、虐待、貧困…希望の光を見い出せない暗いトンネルをずっと歩いているような。 途中のグロいシーンは読めずに飛ばしてしまいました。 途中まで衝撃的な内容にしては、最後がやけ…にサラッとした展開のように感じた。続きを読む
投稿日:2023.10.04
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