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原田マハ / PHP文芸文庫 (46件のレビュー)
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まみ
物語も面白いが特に、今や当たり前のように私たちの生活の中ある(当時でいう「南蛮」の)文化、物、渡航の機会などがほとんど無かった安土桃山の時代に生きる子どもたちの喜怒哀楽を擬似体験、追体験できるところが…とっても楽しい。 これほどまでにリアルな子どもたちの内面をに想像し、表現できる知識と技術に脱帽!続きを読む
投稿日:2024.05.07
みゃい
俵屋宗達の人生ってあまり判明していないようで、そこをうまく物語を作られているのが、さすがです。 一緒に希望峰を回ってヨーロッパまで旅しているように読みました。
投稿日:2024.05.06
ピスタチオ
このレビューはネタバレを含みます
自由奔放な信長が これまた自由奔放で屈託のない 伊三郎本人と絵をいたく気に入り「宗達」と名づけ 物語りが進んで行く マルティノと宗達は親友となり 中浦ジュリアン、伊東マンショ、千々石ミゲルとも 船旅の序盤で理解し合い友情が芽生える 本編最後では宗達とその両親の話を マルティノが聞きそして涙する 読んでいる私も、、、 またキリスト教と全く無縁に 生きてきた自分だが 本作品を読んだことにより 非常にこれに興味が湧き、近所の教会の主日礼拝に 一度くらいお邪魔させていただこうかと 思っている 原田マハさんのアートに関する創作は だいたい裏切らない。 面白いの一言
投稿日:2024.03.10
ginevra-potter
『リボルバー』と同じ「型」だなと読み始めて思った。 時系列で言えばリボルバーの方が後に書かれた作品ですが。 物語の始まり方、実在のアート作品に謎が…それが解き明かされていく。という大枠。 その中のス…トーリーは原田マハさんのアートに関する知識力とストーリーを広げる能力が遺憾無く発揮されてオリジナリティ溢れるけれど大枠はすでにリボルバーで読んだものかと読み始めた時は少し気分が下がった。 ただ読み始めるとどんどん引き込まれ、ページをめくる手が止まらない。 日本史の授業で見知った単語、出来事、人物にこんな個性が、こんな裏側があったのかと驚いた。 もちろんわかっている。フィクションだと。 でも、教科書で見ていた過去の人たち、テストで出てくる問題に関わるものとして温度なく受け取ってきたものたちが、生き生きとしてる様に心が踊り、過去に生きていた人たちが紡いで歴史となったのだと改めて感じることができるのが面白い体験だった。 俵屋宗達の言動が、船の上ではワンピースのルフィみたいに感じるところがありそれは少し冷めるところはあった。続きを読む
投稿日:2024.01.15
カプチーノとともに読書
生没年すら明確ではなく謎が多いと言われている俵屋宗達。織田信長、天正遣欧少年使節団、狩野永徳と絡ませるところがよかった。こんなことが実際に起きていたら面白いなと感じました(ウキウキしました)上巻はロー…マへ出発するまでが描かれています。下巻読むのが楽しみです。 日本美術には興味がなかったのですが、『白象図』や『風神雷神図屏風』をみてみたいなと思いました。続きを読む
投稿日:2024.01.03
Thomas
原田マハ作品はこれまで数作読んでいるが、西洋美術の話しが多かったが、今作では俵屋宗達を独創的に描き惹きつけられる。下巻にも期待。
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