【感想】〈あの絵〉のまえで

原田マハ / 幻冬舎文庫
(104件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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43
20
4
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ブクログレビュー

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  • みん

    みん

    各作品の中に絵が象徴的に置かれていた短編集だった。絵画とともに鮮明に思い出される記憶があるってめちゃくちゃロマンティックだなと思うけど、それぐらい美術が身近にあってもいいんじゃないかと思う。だいぶほっこりしたし、あとに希望が残されている感じが良かった。〈あの絵〉はその人によって変わるし、必ずしも美術館にあるようなものではないかもしれないけど、それが今まで多くの人に大切にされてきて、これからも続くものだとすれば、その永遠性は希望になりうるというか……。ちょっと自分でもあんまりまとまっていない言葉ではあるけど、そんなことも考えられた作品でした。
    海外ももちろんそうだけど、まずは日本の美術館に行きまくらなくてはいけない…!地中美術館ぜひ行きたいです!
    続きを読む

    投稿日:2024.04.28

  • 萌花

    萌花

    一枚の絵を通して人間関係やストーリーを描けるのが凄いと思った。短編集なので、一つひとつの物語の登場人物たちについての情報が多いわけではないが、むしろその余白を使って生い立ちや性格を想像するのが楽しかった。続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • こばさん

    こばさん

    絵画の歴史や背景とともに、「色々あるけど前向きに生きていこう」と読者の背中を優しく押してくれるような、ほっこりする物語が心を温めてくれました。

    投稿日:2024.04.12

  • RUI

    RUI

    色んな名画を絡ませた短編集。1つずつ、どれも素敵で就寝前に1日1話読み進めるつもりが一気読み。
    全て日本国内に所蔵されている絵のようで、巡ってみたいと思った。
    絵を好きじゃなくても、詳しくなくても、心に残る絵があってストーリーがある素敵な物語。続きを読む

    投稿日:2024.04.01

  • Limei

    Limei

    マハさんの絵画にまつわる短篇集。

    やっぱり原田マハさんの物語は、心が温まるし、希望が持てるし、何よりもこの絵が見たい!と強く思う不思議な力があります。
    6作品とも日本国内の美術館所蔵のものなので、ぜひ訪れたいなと思います。続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • 白折

    白折

    絵の鑑賞&優しい気持ちで読める本。主人公が異なる6話の短編小説。「ハッピーバースデー」では就職活動に失敗続きの作者が母の働く姿が眩しく感じられたこと、主人公か広島原爆投下日に生まれたこと、本に登場した絵をヒントに生命の営みを感じた。「窓辺の小鳥たち」ではおれらはかごの中にいるわけじゃない、自由に飛んでいけるんだ、と恋人二人が遠く離れることに。でも二人はそれぞれに飛んでまたもう一度同じ窓辺に帰ることを予感させる。これも絵がヒントになる。原田さんの作品は絵の講述だけでも面白いが絵をヒントに分かりやすく作者の主張を捉えさせてくれ読みやすい。読みやすいことから評価を高めた。笑続きを読む

    投稿日:2024.03.17

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