【感想】不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち

クラウディア・カルブ, 葉山 亜由美 / 日経ナショナル ジオグラフィック
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
1
3
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 瑠璃色

    瑠璃色

    精神障害は遺伝と環境による。本書では割りと遺伝が強調されている。偉人を通じて障害を学ぶ形。興味のある人だけを読んだが取材が行き届いていてどれも面白かった。ハワード・ヒューズの強迫神経症の章がとくによい。億万長者の脅迫行動はとめることができず周りを従わせてしまう恐ろしさがある。続きを読む

    投稿日:2023.11.07

  • フーテン

    フーテン

    精神的な辛さを抱えながらも生きてきた偉人の意外な事実に触れることができました。「至らない自分でもいいんだよ」という自分を許す気持ちと、これまで健気に生きてきた自分自身が、いとおしく感じる気持ちを貰いました。続きを読む

    投稿日:2023.07.21

  • pa-yan

    pa-yan

    インスタの広告で見つけた一冊です。
    表紙とタイトルに惹かれて購入しました。

    帯は、
    -------------------------
    マリリン・モンローは境界性パーソナリティー障害、
    アンディ・ウォーホルはためこみ症、
    ダイアナ妃は過食症で、リンカーンはうつ病……だった?
    華やかな功績の裏にあった、
    生きづらさ。
    歴史上の人物を、現代医学のレンズを通して追う。
    -------------------------
    当時は診断名がつかなかった行動や苦悩が、
    現代医学で診ると本当は病名がつくのではと、
    偉人達のエピソードを交えて、
    言動の背景には、
    病が隠されていたのでは、と語っています。

    冒頭に書かれているように、
    レッテルを貼ることにもなりかねない、
    という懸念も確かにありますが、
    限られた資料等のなかで導き出すことと、
    私にとっては歴史上の人物(ある意味フィクション)が
    実は人間味があって、弱さがあって、
    苦悩し葛藤していたことに、何だか親近感が湧きました。

    ダイアナ妃は運命に翻弄され、
    読んでいて胸が苦しくなりましたし、
    ベティフォードは2011年まで生きていた方で、
    なんで知らなかったんだろう、と思います。

    本書を読むまで知らなかったけど、
    読んだら忘れられないのは、
    ハワードヒューズ(強迫性障害)
    ジョージガーシュウィン(ADHD)です。
    二人ともタイプは違うけど、印象的でした。
    ひとりはとにかく苦しくて狂気と恐怖、
    ひとりはとにかく忙しくて陽気な印象です。

    翻訳の本て、個人的に好き嫌いというか、読みやすい読みにくいがあるのです。
    本書は、著者も訳者も登場する人たちに対しての愛情、好意のようなものを感じて、読み進める手が止まりませんでした。

    伝記になっていたり、歴史の教科書に出てくるような人で、イメージしかなかった人たちが、本当に人間として生きていたんだ、と思わせてくれる一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.23

  • miz

    miz

    このレビューはネタバレを含みます

    非常に興味深い本だった。
    特にウォーホールの作品にまさかため込み症が影響していたとは夢にも思っていなかったので、ただただ驚いた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.25

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。